2020年2月27日木曜日

コロナウィルス対策のドタバタ

安倍首相はコロナウィルス対策として、小中学校、高等学校などの一斉休校を勧めることにした。

全く唐突な発表で、その理由がよくわからない。たぶん、これまでのコロナウィルス対策に対する国民の不満に対応するために出した解決策だろう。

お膝元の文科省もどうなっているのかわかっていないのではないか。文科省の担当者の記者会見を聞いても、文科省の当事者が困惑しているのがよく分かる。

当面春休みまでと言っているのだが、春休みが過ぎても休校は継続するのかとか、まだ期末試験が終わっていないがどうするのかとか、卒業式や仔魚式はどうしたらいいのかとか、色々質問が出ている。さらには共働き家庭では子供の面倒を見るのが大変などという話も出てきている。こういう質問に文科省の担当者は、それは今から考えるという発言だ。上から降ってきた指示に戸惑っている。

そもそも、こういう対策は医療関係者が考えて、それを提言すべきはずなのだが、そういう事があったという話ではない。医療従事者のいる対策の委員会などにこういう対応はどうかという諮問をした形跡もないようだ。まあ、日本の医療関係者と言っても、安倍政権に忖度するような人ばかりを招集しているだろうから、政府が困るような発言をしない人たちばかりで、安倍政権の対応を批判するような意見が出てくるとは考えにくいが。

この一斉休校は、単に安倍政権がコロナウィルスについて何もわかっていないのに、慌てて対策を出してきたように思える。

そもそも今回のコロナウィルスは、発症者としては子供の数は極端に少ない。20歳以下の人が発症したというのは世界的に見ても少数である。それなのに、最優先で年少の人たちへの対策するというのはなにかおかしい気がする。

まあ、何もやらないよりはマシでしょうという意見を聞いたが、その通りかも。

2020年2月23日日曜日

Windows 10の新しいアイコン

2月20日にマイクロソフトはWindows 10 Insider Preview Build 19569のリリースをそのブログで発表した。

今回のBuildの目玉はWindows 10の新しいアイコンの登場である。


上の画像のように私のパソコンでもアイコンが新しくなった。ただし、このアイコンはWindows 10 Insider PreviewのFastリングに参加している人たち用であり、参加している人はまだ使用できないようだ。


とりあえず、メール、電卓、アラーム&クロック、カレンダーなどが新しいアイコンになったようで、このあとどんどん新しいアイコンが追加されることになっている。


メールのアイコンは上のような変遷をたどっていることがマイクロソフトのデザインチームのサイトで紹介されている。


さらに、電卓は上のような変遷をたどっている。


2020年2月20日木曜日

コロナウィルスに対する岩田先生の警告について

コロナウィルスに対してのクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の対応に関して、神戸大学の岩田先生が問題があると警告したビデオ(Youtube)が大きく取り上げられている。

昨日、2月20日にも外人記者クラブで岩田先生とのビデオによる会見が有り、その一部がテレビでも放送された。

私はこのテレビ放送を見るまであまりこの件に関して知らなかった。ただ、ダイヤモンド・プリンセスでのコロナウィルスに対する対応は、問題があるのではないかとうすうす思っていた。それは日に日に感染者が増えていっていたからである。そして、船の中で対応するのは、乗客、乗員を外に出して対応するよりも対応が大変だろうと考えていたからだ。

昨日のテレビの放送を見て、やはりダイヤモンド・プリンセスではコロナウィルスに対する対応を誤っていたのだと認識した。こんな対応をされていたのでは、乗客はたまらない。私が乗客だったらどうしただろうと、気になって仕方がなかった。

コロナウィルスはどこにいるかわからないので、いるかも知れないところと、いないとはっきりできるところを明確に区分しないといけない。これがダイヤモンド・プリンセスではできていなかったと岩田先生は指摘している。この問題はその後岩田先生も言われているが、改善されたということで、岩田先生がYoutubeで指摘されたのが効果を発揮したのだと思う。Youtubeのなかった時代だったら、こういう訴えも明らかにできない。インターネットの恩恵だ。

昨日あたりから、乗客で陰性と判断された方たちが下船されているが、この方々の取扱はまだ問題があるようだ。陰性だからといってコロナウィルスを持ち運んでいるかどうかは定かではない。だから、電車などの交通機関を使用して家に帰ってもらうなどというのも問題だし、帰宅してすぐに職場に復帰などというのもってのほかだと思う。乗客の方々も家でしばらくおとなしくしていたいという発言をされているので、いい方向だと思うが。

岩田先生も言われていたが、船内でレッドゾーン(危険区域)とグリーンゾーン(安全区域)を明確に分けて対応するのは大変難しいと言われている。むしろ、船を接岸して、その近くをグリーンゾーンとして取り扱い、船の中はレッドゾーンとして対応するのがやりやすいと。これができていなかったのだから、船内で対応されている方は大変だと岩田先生も言われていた。

本日、これに関連するTwitterを見てびっくりした。この岩田先生のビデオを日本の政府の対応を批判したものと考えて、「消せ」と叫んでいる方がたくさんいたからである。日本の恥を海外に晒すものだということのようだ。しかし、クルーズ船での対応は未熟そのもので、恥そのものなのだ。それを消せと一方的に言っているのは解せない。それでは中国で最初にコロナウィルスの危険性を唱えた医師の行為をけなし、削除した中国地方政府の行為と同じことになる。せっかくの注意を無駄にしてはいけない。日本語のものは岩田先生が登録されているので、自分自身で消せるのだろうが、英文や中国語のものは他の人がそれをコピーして、英語や中国語の訳をつけてYoutubeに登録しているので、それは岩田先生は消せない。しかしそのことも理解しないで、英語版も中国語版も消せという話も出ている。日本の恥だと思っているのだろうが、そうではない。医師がきちんと忠告をしているのであって、偽の情報を流しているのとはわけが違う。

日本でも外国でも言えることだが、こういう事態に対しては、どうしても政治が介入したがる。しかし、それ以前に科学的にそしてシステマティックに対応していかないと、きちんと問題は解決されない。それをしないから余計な命が犠牲になってしまう。ましてや、岩田先生の発言を問題視して、「消せ消せ」というなどやってはいけない。むしろ我々の命を守ってくれるありがたい忠告だと考えないと。

日本政府も岩田先生が言われるように過去のサースウィルスやエボラ熱などの対応をきちんと学習して、それを上回る対応をするべきだ。今からでも遅くない。岩田先生もダイヤモンド・プリンセスでの対応は以前よりは良くなっており、問題視する状況ではなくなっているようだと言われていた。岩田先生の発言があったからだろう。今後の日本政府のコロナウィルスに対する対応にも大きくいい影響を与えてくれると信じている。


2020年2月12日水曜日

地球温暖化: 天気予報で気になること

地球温暖化の警鐘が鳴らされてから久しいが、なかなか改善は進んでいない。

そんな中でテレビなどの天気予報で気になることがある。

それはこの冬の天気予報で、天気予報士がうれしそうに、「今日は4月並みの暖かさです」と話をすることだ。


あるいは、梅雨時に本来なら雨が降らないといけないのに、お天気がいいと、ニコニコしながら「連日晴れの日が続きます」という。

完全に異常気象の状況なのだが、それをなんとも思わないようなふりで、天気予報士が天気予報をするのは如何なものかと感じる。

天気予報ではそれが異常気象なら異常気象だともっと頻繁に言うべきなのではないだろうか。我々はともするとお天気のいいほうが良いと思う傾向があるし、少し暖かいほうが良いと感じる。それに警鐘を鳴らすのは天気予報士としての仕事ではないかと思うのだが。

今年も暖冬が続いており、先日訪問した青森市ではつい最近まで本格的な雪が降らなかった。雪が降らないから、車なども無理なく走れるし、歩くのも楽である。だから、青森の人でもこの暖冬には歓迎の意向のある人が多いようだ。しかし、よくよく聞いていくと問題が出ているようで、特産品のりんごは冬は冬らしく雪がきちんと降ってくれて、きっちり寒くならないと今年のりんごのうまさや収穫に影響が出るという。今後もこういう暖冬が続くようだと美味しいりんごも食べられなくなるかも知れない。

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