GoogleのFlowを使用して、ショート動画を作成してみました。
今回は、動画制作の具体的な流れをはじめ、実際に手を動かしてみて分かった注意点や直面したトラブルについて詳しくご紹介します。
1. Geminiでコントの台本・脚本を作成
まずは動画のネタ作りです。
Geminiに以下のコントを入力し、動画用の脚本に落とし込んでもらいました。
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【元のコント】
退職金 定年退職が近づいた頃、夫が「退職金で何買おうかなぁ」と独り言。「私も何にしようかなぁ」と言うと、「俺の退職金で?」。「『俺1人の退職』ですか。ここまで病気もせずにこられたのは誰のおかげ?」と言い返したら、「すべてお母さんのおかげです。好きな物を買ってください」とのこと。
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このコントをもとに、Geminiが作成した脚本がこちらです。
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【登場人物】
夫(60代手前):定年退職を控えた会社員。少しのんびりした性格。
妻(50〜60代):長年家庭を支えてきた、しっかり者でユーモアのある妻。
【シーン】
場所:落ち着いた雰囲気のリビング・ダイニング(午後のあたたかい日差し)
小道具:リビングテーブル、湯呑み(お茶)、本(または文庫本)
【本編】
〇 リビング(昼)
テーブルを挟んで向かい合って座っている夫と妻。
窓からやわらかな光が差し込み、穏やかな時間が流れている。
夫は湯呑みを両手で持ち、ふぅと息を吹きかけてお茶を一口すする。
妻は静かに本を開いて読書をしている。
夫、(湯呑みを置き、天井を見上げながらぽつりと独り言)夫:「退職金で何買おうかなぁ……」
妻、本から目を離さずに、いたずらっぽく自然なトーンで返す。
妻:「私も何にしようかなぁ」
夫、(思わず目を丸くして妻を見る)
夫:「……えっ、俺の退職金で?」
妻、ゆっくりと本を閉じ、テーブルの上に置く。まっすぐ夫の目を見据え、少し眉を上げて微笑みを含んだ真顔になる。
妻:「『俺1人の退職金』、ですか? ここまで病気もせずに勤め上げられたのは、一体誰のおかげかしら?」
夫、妻の言葉にハッとし、背筋をピッと伸ばす。両手を膝の上にきちんと置き、深々と頭を下げるようにして、心からの感謝を込めて言う。
夫:「すべてお母さんのおかげです。……好きな物を買ってください!」
妻、夫の素直な慌てぶりに思わず吹き出しそうになる。ふたり、顔を見合わせてニコッとあたたかく笑い合う。
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この構成をもとに全体を7つのシーンに分割し、それぞれのプロンプト用テキストを整えていきました。
2. 動画生成での課題とトラブル
続いて、各シーンの文章と事前に準備した画像(リビング・夫・妻のビジュアル)をプロンプト欄に入力し、Flowでの動画生成に進みました。
実際に生成してみると、いくつかの予期せぬトラブルが発生しました。
①脚本にない「余計なセリフ」が勝手に追加される。
脚本通りのセリフだけを喋ってほしいのですが、Flow側が気を利かせてシーンに合いそうなセリフを勝手に追加してしまいます。まさにAIの「余計なお世話」とも言える現象で、意図したテンポを保つのが難しく感じました。
②夫婦の座る位置が一貫しない
毎回「向かい合って座っている画像」を参照として入れているにもかかわらず、シーンによって二人の座る位置が入れ替わってしまうことがありました。片方が話しているアップのカットでも、位置関係のズレがわかるものがありました。
③シーンを繋いだ完成動画がダウンロードできない
Flow上でシーン同士を繋ぎ、不要な部分をトリミングして動画を組み立てることは可能です。しかし、画面右上の「ダウンロード」ボタンを押しても、完成した結合動画ではなく、各シーンの動画素材がバラバラに入った「ZIPファイル」が保存されてしまいました。
3. Clipchampで仕上げ
Flow上で直接1本の動画として書き出すことができなかったため、ダウンロードされたZIP内の各シーン動画を「Clipchamp」に取り込みました。
ここで不要なカットや勝手に追加されたセリフ部分をカットし、テンポよく結合して1本のショート動画としてまとめ上げました。
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完成した動画はこちら!
出来上がった動画はYouTubeにアップロードしています。ぜひご覧ください!
📺動画「退職金で何を買おうかな?」
https://youtu.be/cBLYmnYapss