Geminiなどの生成AIを使う際、「効果的なプロンプト(指示文)の作り方」を解説するブログや動画をよく見かけます。
例えば料理のレシピを聞く場合、「あなたはプロの料理人です」と役割を指定し、手持ちの食材や調味料を細かく入力するのが「正解」だと説明されることが多いようです。確かに、役割を丁寧に説明することで回答の質が上がるという話は以前から耳にします。
しかし、私は今でもそのような「お勧め」に従わず、ごく普通の言葉でプロンプトを書いています。
例えばレシピを知りたい時は、手元にある食材を列挙して「これでできる料理を教えてください」と頼むだけです。もし提案されたレシピに必要な調味料がなければ、回答の後に「その調味料がないので、別のものを教えて」と追加で依頼します。「夜食なのでもっと軽いものを」といった微調整も、回答を見てから伝えれば済みます。
事前にあれこれ条件を詰め込むよりも、AIの回答を見てから「足りない要素」を補っていく方が、結果的に手間も時間もかからないと思うからです。
そもそも、友人にレシピを聞く時に「うちは今、お酢がないんだ」などと最初から全て説明することはありません。人間を超える知能を持つはずのGeminiに対して、特別に構えて情報を提供するのは、どこか本末転倒な気がします。
「役割の指定」にしても、質問の内容さえ明確なら、Gemini側で自分がどう振る舞うべきかは判断できるはずです。もし一度で伝わらなくても、対話を繰り返す中でAIは自分の役割を理解していくべきですし、今のAIにはその実力があります。
最近のGeminiは、設定次第で私のGmailやドキュメントの情報も参照できるようになりました。そうなれば、初対面の人間や、あるいは長年の友人よりも、Geminiの方が私の状況をよく理解している可能性さえあります。
対話を重ねることで、私の好みや体調まで考慮した「私に最適なレシピ」を提案してくれる――。それこそが、AIのあるべき姿ではないでしょうか。
プロンプトの書き方を人間が必死に工夫しなければならないうちは、AIの実力はまだまだ発展途上なのかもしれません。


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