2月10日公開のYouTube動画にて、ニュースサイト「サキシル」の新田氏が、政治団体「チームみらい」について「よくわからない政党だが、実は左翼ではないか」という興味深い分析をされています。
新田氏による「左翼的」とする分析の根拠 新田氏は、チームみらいが「テクノロジーを用いて政府や行政を効率化・補完しようとする」姿勢を、政府の役割を重視する「大きな政府」の文脈として捉え、管理的・左翼的であると分析しています 。
また、支持層が中央区・港区・文京区といった「高所得・高中学受験率」のエリアに集中している点にも注目しています。これについて新田氏は、かつての民主党を支持していた「都市型リベラル層(リア充リベラル)」が、現在の立憲民主党と共産党の共闘に失望し、その受け皿になったのではないかと指摘しています 。
さらに、消費税減税よりも「社会保険料改革による手取り増」を優先する安野氏の姿勢を、「税を徴収し政府が効率的に配分する」という発想の表れとし、保守的な「小さな政府」の考えとは一線を画すと評価しています 。
「左翼」の枠組みに収まらない独自性
私は、チームみらいはAIやITを駆使して行政を効率化しようとしているだけで、必ずしも左翼的な思想に基づいているわけではないと考えます。
実際に彼らの主張を見ると、原発推進の姿勢や、AI・ロボットといった新産業への大胆な投資、さらに同性婚等の社会的課題に対して「国民の声を集めて検討する」という慎重・中立な立場など、従来の左翼勢力とは明らかに異なる点が多く見られます 。
むしろ、これまでにない「AI・ITテクノロジー重視」の政策パッケージを提示しているため、既存の政治的枠組み(右・左)に当てはめようとすると、新田氏のような戸惑いが生じるのではないでしょうか。
SNSでの劣勢と、驚異的な得票率のギャップ 動画内では「チームみらいのSNS動画再生数は、他党と比較して驚くほど少ない」というデータも示されていました 。テック系のイメージとは裏腹なこの結果は意外ですが、ここに「チームみらい」の特異性があります。
象徴的なのは東京都心部(港区・中央区・文京区)の結果です。全国平均の得票率約6%に対し、これらの地域では約18%という圧倒的な数字を記録しています 。 この要因として、メイン支持層である都心のビジネスマンや専門職層が、SNSで政治的発言を拡散することを避ける傾向にあり、静かに、しかし確実に投票行動に移したことが推測されます。
また、安野氏の「えー、あのー」といった無駄のないロジカルな話し方も、合理的でタイパ(タイムパフォーマンス)を重視する層に高く評価された一因でしょう 。
結論:既存政党への飽きが「合理的評価」を加速させた 超高齢化地域である歌志内市での伸び(7票から40票へ)などは、都心部の「合理的・冷静な評価」がメディアを通じて全国に波及し、既存政党に期待できない層へ広く、薄く浸透した結果ではないでしょうか 。
チームみらいは「左翼」という古いラベルでは測れない、新しい政治の形を示しているのかもしれません。







