2023年10月30日月曜日

超過死亡数がコロナ以降増えているのに原因を追求しないのは?

 10月24日に厚労省が発表した人口動態統計の速報がある。


その速報の中で、毎月の死亡者数の推移を昨年と比較したグラフが出ている。以下のものだ。



これを見る限りは、昨年とほぼ死亡者数が変わっていないので、取り立てて問題になるとは感じられない。


ただし、コロナ以前からこの死亡者数に注目してみると、事情は異なってくる。



上のグラフは人口動態統計で発表されている死亡者数を平成2年から今年8月までの状況を示したものである。


これを見てみると、平成2年に比較して、平成3年から死亡者数は増えており、平成4年と平成5年はほぼ同じ状況で推移している。


つまり、コロナ以前と比較して、死亡者数は異常に思えるほど増えており、その状況は昨年同様、今年も変わっていないということである。


普通に考えると、これは異常なこととして、何が原因か調査すべきなのだが、原因は不明ということになっている。


しかし、グラフを見ればコロナ発生以降に増えているので、コロナが関連すると考えるのが普通ではないのか?


コロナが原因とすると、考えられるのは、

1.コロナによる死亡者数の増加

2.コロナ騒動で家にこもる機会が増えたための運動不足

3.コロナのワクチン接種


コロナによる死亡者数は、コロナで死亡したと考えられない人にも、PCR検査をして、陽性であれば、コロナの死亡とするというように、数え過ぎと思えるほどに数えられており、その数は把握されている。しかし、その数だけでは、超過死亡数の増加の数の説明ができないくらい超過死亡数のほうが大きい。


したがって、原因は2か3ということになる。このどちらかだと思うのだが、これだという決定的な説明は今のところ、発表されていない。


ここまで書いたところで、超過死亡でNHKの変な記事を見つけた。今年6月の記事である。表題は「新型コロナ「超過死亡」先月は顕著な増加見られず」というものだ。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230623/k10014107281000.html


「顕著な増加は見られず」というのは、この記事を見るとわかるが、平成4年と平成5年の比較をして、増加は見られないと言っている。どこにもコロナ以前の平成2年と比較して増加していると書いていない。変な話である。


これだけでも、間違ったことが書かれている記事だなと思うのだが、それだけでなく、この記事に書かれていることはちょっと変だなというものがいくつかある。


まず、コロナでの死亡者数が増えたから、超過死亡数が増えたという説明がある。しかし、これはコロナの死亡者数と超過死亡者数の増加を比較してみれば、それだけが原因でないことは明らかである。


コロナのワクチン接種で、超過死亡者数が増えたわけではないということも書かれている。しかし、ワクチンの接種が直接の原因で死亡したのではなく、その影響がしばらくして出てきて、死亡したということも考えられる。これに関しては全く言及されていない。


記事に出てくる有名な先生方も、これが原因だという明確な説明はしていない。全くわかっていないのだ。単に、ワクチンで死亡したというのはないという説明に駆り出されているように思われる。実際には、ワクチン接種で何らかの影響を受けて死亡したということも、可能性として考えられる。どうして、もっと原因を追求しようとしないのか?



2023年10月23日月曜日

2023年10月22日(日)付毎日新聞の辛口数独の解き方

 10月22日(日)付の毎日新聞に掲載されている辛口数独の解き方を説明する。唐辛子のマークが5つついており、たいへん難しい問題という表示になっている。この問題は従来から示していた解法では溶けない問題で、少しレベルが高い問題である。



問題は上のようなものである。




とりあえず、簡単にわかるところだけを埋めてみる。以下のようになる。



これ以上は単純な考え方だけでは数字が埋められない。少し工夫してみる必要がある。




ここで下の図を見てもらいたい。



右側中段の9つの箱に注目する。この図で赤い直線で示した部分には「5」と「9」がその直線上にあるので、赤い四角で示した2つの箱に、「5」もしくは「9」が入り、他の数は入らない。


これを利用すると、右側中断の9つの箱の一つに「6」が入ることがわかる。そして、その他のところで「1」が入る箱がわかる。


これ以降も、難しいところもあると思うが、じっくり考えれば解くことができるはずである。






2023年10月18日水曜日

パレスチナ問題について

 ハマスがイスラエルに侵入して、大変な騒ぎになっているのは、最近のニュースで報道されている。


このハマスのイスラエルの攻撃に関しては、西側諸国はイスラエル擁護のように日本では報道されている。


私も経済関連を中心に、大半の意見では賛成している高橋洋一先生が、「これはハマスによるテロだ」と言って、ハマスを非難されている。そして、ハマスはパレスチナ人にとっても暴力で支配していて問題だと言われていた。


私は、しかし、本当にそうなのだろうかという疑問を持っていた。


そもそも、イスラエルの建国そのものが問題だと思っている。これに関しては、今回のハマスの大規模攻撃についての説明を現地の特派員が書いている記事がある。これに詳しいので、それを見ていただきたい。

https://www.nhk.or.jp/minplus/0121/topic015.html


そもそも2000年以上前に自分たちの先祖が住んでいたので、その土地は自分たちの土地だと言うのに無理がある。今更、2000年前の話をされてそれと理由に、その土地は自分たちの土地だというのでは、現在住んでいた人たちはどう言えば良いのか?


これはアメリカでアメリカエンディアン(アメリカ大陸にいた原住民)がここは我々の土地だから、今いる人は出ていけというのに等しい。自分たちはアメリカから出て行かないで、イスラエルには昔いた土地は彼らの土地だというのは矛盾している。日本でも北海道はアイヌの土地なので、日本人は北海道から出ていけと言われているようなものだ。


現在も、パレスチナ人はイスラエル人にはいろいろと迫害されている。それはあまり日本には報道されないのだが、世界では当たり前のことだ。現在、問題になっているガザ地区には多くのパレスチナ人が、貧困で極悪な生活環境にある。そういうことをしているのは、イスラエル人なのだが。これが日本では報道されていない。


私が時々見ているYoutubeのチャンネルがある。「イタリアの食卓 Miho's kitchen」というチャンネルである。この方が10月16日にアップロードした動画が興味深い。以下のところである。そして、イタリアのデモ風景が衝撃的だった。

https://www.youtube.com/watch?v=Fw7YTgTjU_g&t=1342s


その中で示されている図がある。以下のようなものだ。



これはイタリアの地図を示して、1948年、1967年、そして2023年で、パレスチナがどういう割合で、イスラエルに侵略されてきたかを示している。青い部分がイスラエルで、残りがパレスチナということだ。ほとんどが、イスラエルに占領されている。イタリアの地図を持ってきて、どのくらい大変なことかを示しているので、イタリア人にはわかりやすい。まあ、日本人でもこの図を見れば大変なことになっていると思うだろう。


この1948年はイスラエルができた年で、1967年という年は、第3次中東戦争の年での状況を示している。


現在も、イスラエルは勝手にどんどん入植地を増やしてきており、やりたい放題をしているわけだ。


そんなイスラエルに対して、ハマスが攻撃を仕掛けるのはある意味当然と言ってもいいかもしれない。テロと言って片付ける問題ではない。


上に示した動画を見ると、イタリアではイスラエルを避難するデモが大規模に行われている。やはり、欧米諸国のほうがイスラエル問題は身近な問題なんだろう。


これが日本では全く報道されないというのはどういうことなのか。欧米諸国はイスラエルよりと伝えられているのだが、本当はどうなのか?イスラエルに対する反発は、国民レベルでは大変大きいと思うのだが。





2023年10月7日土曜日

2023年10月8日(日)付毎日新聞の辛口数独の解き方

 10月8日(日)付の毎日新聞に掲載されている辛口数独の解き方を説明する。唐辛子のマークが5つついており、たいへん難しい問題という表示になっている。この問題は従来から示していた解法では溶けない問題で、少しレベルが高い問題である。



問題は上のようなものである。




とりあえず、簡単にわかるところだけを埋めてみる。以下のようになる。



これ以上は単純な考え方だけでは数字が埋められない。少し工夫してみる必要がある。




ここで下の図を見てもらいたい。



左側中段の9つの箱に注目する。この図で赤い直線で示した部分には「5」と「6」がその直線上にあるので、赤い四角で示した2つの箱に、「5」もしくは「6」が入り、他の数は入らない。


これを利用すると、左側中断の9つの箱の一つに「9」が入ることがわかる。そして、その他のところでも「9」が入る箱がいくつかわかる。


これ以降も、難しいところもあると思うが、じっくり考えれば解くことができるはずである。





今年も昨年に続き、死亡者数が激増している、コロナウイルスの影響か?

 厚労省が4月23日に発表した人口動態統計速報によると、昨年に引き続き、1月と2月の日本の死亡者数は、令和3年以前に比較すると、激増している。人口動態統計速報からのデータをグラフにしたものが以下のものだ。 グラフは令和4年以降とそれ以前で、その差がよくわかるように、100,000...