これまで、2度にわたって、mRNAワクチンの不思議について書いてきた。まだ、mRNAワクチンに関しては、述べたいことがあるのだが、ここでしばらく中断する。コロナウイルスの流行の時間に沿って、話を進めたいので。
コロナウイルスの流行が広がりだしたので、mRNAワクチンを使用する前から、コロナウイルスに効く薬を、対応する医者などが探し始めている。そして、これは効くんじゃないかというものを2,3見つけているのだ。
その薬の一つとして、イベルメクチンがある。イベルメクチンは日本の大村智教授が見つけた薬て、彼はそれでノーベル賞をもらっている。
イベルメクチンが話題になったのは、インドやメキシコなどでイベルメクチンを飲んでいる人たちがいる地域と、飲んでいない地域でコロナウイルスの発生が異なっているという発見があったためだ。
そもそも、イベルメクチンは駆虫薬として使われており、インドやアフリカなどの地域で大々的に使用されている。使っている人の数は、何十億人というレベルで半端ではない。そして、そんなに多くの人が飲んでいるのに、副作用も非常に少ない薬として知らている。
このため、日本でもイベルメクチンをコロナウイルスの薬として採用するお医者さんがおられた。世界中でもたくさんのお医者さんが、試しに使ったようだ。そして、コロナウイルスに効くということで、流行期間中、ずっと使ってこられた医者がそれほど多くないが、おられる。
ところが、このイベルメクチンをWHOは、コロナウイルスの薬として、認めなかった。果ては推奨しないと言い出す始末である。アメリカのFDAは、イベルメクチンは馬などの家畜用の薬であって、人間は飲んではいけないとネットなどを通じて、その情報を流した。
イベルメクチンはコロナウイルスが流行するずっと前から、何十億の人が飲んでおり、しかも、毎年駆虫薬として使われている。それなら、コロナウイルスに効くか効かないかは別にして、飲んでも良いのではないかと考えたのだが、結局薬として採用されなかった。
たしかに、副作用はあるにはあるのだが、それで死亡者が出たという話を聞いたことがない。医者が患者に対して飲ませて、その後の経過で副作用が出るなら、医者がきちんと対策を取れば良いのだ。
それに、イベルメクチンはmRNAワクチンのような効果な薬ではなく、アジア、アフリカの低開発国でも使用している超安価な薬なのだ。
これを私はイベルメクチンの怪と呼んでいる。
コロナウイルスに効果があると認めるためには、1年くらいの時間を掛けて、ほんというに効くのかという検証をしないといけない。しかし、効くか効かないかはきちんと判明しなくても、副作用も少ない安全性の高い薬で、しかも超安価な薬である。それをどうして、服用するなとWHOやFDAは言ったのか?
高価なワクチンを購入するのに、大変なお金を使うくらいなら、イベルメクチンを国民全員に服用してもらうということを行えば、ひょっとしたら、こんなに多くの人がコロナウイルスで苦しもことはなかったかも知れない。
実際、インドやアフリカなどの国々で、イベルメクチンを服用していたところは、コロナウイルスの感染者数も少なく、それによる死亡者も少ない。