2024年4月10日水曜日

mRNAワクチンについて

 コロナウイルスもやっと騒動が収まってきました。新聞やテレビにもこの話題が出てくることが減りました。


そこで、これからしばらく、コロナウイルスに関連することをいくつか上げていきたいと思います。まずは、mRNAワクチンから。


そもそもmRNAワクチンというのはどういうものなんでしょうか?


mRNAワクチンは、ワクチンと呼んでいますが、従来のワクチンとは全く違う方法で作成されたもので、コロナウイルスのワクチンが認可されるまで、認可されたことがありません。


従来のワクチンは、生ワクチンと呼ばれているもので、生きている細菌・ウイルスの毒性や感染力を弱めて作ったワクチンです。


この生ワクチンを認可するまでには、結構な時間がかかっています。普通は4,5年くらいはワクチンを作成するのに、時間が必要です。安全性の確認に時間がかかるんです。


これに対して、mRNAワクチンは、「ウイルスのたんぱく質を作る基になる情報の一部を注射します。人の体の中で、この情報を基に、ウイルスのたんぱく質の一部が作られ、それに対する抗体などができることで、ウイルスに対する免疫ができます。」というものです。


ウイルスに対抗するRNAを体内に入れることによって、ウイルスに対抗できる体を作るのがmRNAワクチンというわけです。


このmRNAのワクチンの良い点は、「その開発が今までに比べて極めて短時間で行えることである。」ということです。これにより、新しいウイルスが出現しても、即座に対抗できるワクチンを作成することができる。まあ、考え方によっては、夢のワクチンということになる。


ここまでは、いい事ずくめに思えました。mRNAワクチンの話が出てきたときに、私は、これは素晴らしいことだと思ったものです。


しかし、それがおかしいなと思うようになったのは、mRNAワクチンはインフルエンザ向けにも、だいぶ前から開発されているのだが、認可されていないという話を聞いたときです。


どうして、コロナウイルス向けに作られたmRNAワクチンは良くて、インフルエンザ向けのmRNAワクチンは認可されないのか?


この疑問は、今でも回答を得られないまま残っています。


というのは、それほどいいものなら、すぐにでもインフルエンザ用のmRNAワクチンを、製薬会社は作ってくれそうなのに、未だにインフルエンザ向けのmRNAワクチンは作られていません?どうしてなんでしょう?



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