WHO(世界保健機関)は3月28日に新型コロナウイルスワクチンの接種指針を改定した。
「健康な成人や子どもについて、定期的な追加接種を推奨しない」と従来のワクチンをどんどん打てという話から、方針変更したのだ。
これについて感染症の専門家は、『WHOは「ワクチンを打つな」と言っているわけではない。「費用対効果」や「重症になる人が少ない」というデータをもとに、「重症化リスクが少ない人達に対しては、追加接種は必須ではない」という変更をした』という説明をしている。そして、『「日本では今後、ワクチンを打たない」とか「健康な人には打たないほうがいい」ということにはならない』という説明をしている。
さらに、日本のようにワクチンをどんどん打てる裕福な国と違い、東南アジアやアフリカのような中低所得国ではワクチンを打とうとしても打てないので、その点をWHOは考慮したのだと。
私はそうではなくて、WHOがワクチン推奨をやめるということに方針変更した。そしてこれはワクチン施主をやめるという方針に向けた第一歩だと考えている。つまり、WHOはワクチンはコロナウイルス対策としてはそれほど効果はなかったし、問題もあったと考えだしたのではないか。
実際、ワクチンをきちんと打ったという国や地域と、打っていない地域を比較してみると、ワクチンの効果はあまりなかったのではないかと思うようなデータがある。
以下に示すのは主要国の百万人あたりの死亡者数の推移である。
また、以下に示すのは地域別の百万人あたりの死亡者数の推移である。(いずれのグラフも例によってOurWorldInDataのサイトから入手したものである)
これを見てわかるように、南北アメリカやヨーロッパなどは死亡者数が多いのだが、アジアやアフリカはそれに比べて驚くほど少ない。
専門家がいうような、「東南アジアやアフリカのような中低所得国」で死亡者数が多いわけではない。むしろ裕福な国の方に死亡者数が多い。
そこで、ワクチンを各国はどのくらい接種しているのか。以下の様なものである。(入手先は同じくOurWorldInDataである)このグラフは、その日付に先立つ 12 か月間に投与された人口100人あたりのワクチン接種の総数を示していいる、
このグラフをみると、ワクチンの接種に関しては、地域でそれほど差がなく、接種が行われていることがわかる。つまり専門家が言うほどには、地域で大きな差があったわけではない。ワクチンの摂取した割合で、死亡者数が影響を受けたわけではないということだ。
つまり、明らかにWHOは一部の専門家が言うような理由で、ワクチンの接種の推奨を変更したわけではないのだ。
やはり、ワクチンの接種には問題があるという認識で、方針変更したと考えたほうが良いと思う。
それよりも、上のグラフを見て今改めてびっくりするのは、日本だけが他の国に比較して、ワクチンを異常に接種しているということだ。これはちょっと変ではないか?
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