インターネットを見ていると、時々「iPS 財団から寄付のお願い」という広告が出てくる。ノーベル賞を取った山中伸弥先生の写真が使われている。
以前から、これ、変だなと思っていたのだが、最近になって納得してしまった。
本来なら、色々の治療に使われる可能性が高く、有効に作用するだろうと考えられているiPS 細胞の研究に国からもっと研究費を出さないといけない。しかし、国から十分な資金が出されていないので、やむなく寄付を募っているのだろう。
世界の情勢を見てみると、iPS 細胞の研究に使われている海外のお金は、大きな額に成長していると思われる。
ただし、ネットで調べてみると、iPS 細胞に関連する研究費に関しては、米国、中国、英国、オーストラリア、韓国など研究を行っているのはわかっているのだが、その額はどこも公表していないようだ。秘密に扱われる必要のある研究ということだ。
日本では100億円程度が研究費として使われているようだ。この額と、コロナ対策費の約100兆円を比較してみると、格段に少ないことがわかる。
コロナに、100兆円も出せるなら、iPS 細胞に数兆円出しても良さそうなものだ。
山中伸弥先生も、コロナワクチンの投与の宣伝に一役買っておられた。「ワクチンがコロナに良い」というのは本心ではなかったかもしれないが、やらないと、iPS 細胞の研究費を国から出してもらえないからだったかも。
iPS 細胞によって、治療は大きく変わると考えられる。しかし、あまりにも大きく変わりすぎると、医療体制全体に影響がある。それを厚労省は恐れているのではないか。つまり、ある種の病気に関して、大きな改善が施されてしまうと、その病気に関連する医者は不要になってしまう。医者が儲からなくなってしまうのだ。
これは、その病気に関する医者の失業の追い込んでしまう。そして、今までの医療体制を覆してしまうことになるので、都合が悪い。徐々に改善が進むのは問題ないのだが、急激に変化してしまうと、崩れていく医療体制を維持するのは大変だ。
医者が困るのは良いから、iPS 細胞の研究にもっと力を注いでもらいたいという方は、ぜひとも寄付をしてください。
いくら寄付でお金を集めても、海外のiPS 細胞の研究に比較すると、その金額は到底及ばないから、やっても無駄かもしれないが。
こういう研究費を見ていると、ロケットの研究費によく似ている。米国、中国、ロシアなどは大きな金額を投資して、ロケットを飛ばしているが、日本は少ない金額でロケットの研究、開発を行っている。
金額は少ないのだが、その成果は他国に肩を並べるほどに、あるいはそれよりも優れた良い成果を出している。これと同じことを、国、そして厚労省はiPS 細胞の研究でも求めているのではないだろうか?
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