運転免許証の更新期間が満了する日の年齢が75歳以上のドライバーは、認知機能検査等を受けなければならないこととされています。
この認知機能検査の通知は、誕生日の6カ月前にハガキで送られてきます。そのハガキをもとに、認知機能検査と運転技能検査の予約をし、検査を受けなければなりません。
今回は、そのうちの認知機能検査を3月31日に受けてきました。
認知機能検査は、「手掛かり再生」と「時間の見当識」の2つからなります。
「手がかり再生」は記憶力を検査するもので、イラストを記憶し、採点に関係のない課題を行った後、記憶したイラストをヒントなし、およびヒントありで回答します。
「時間の見当識」は時間の感覚を検査するもので、検査時の年月日、曜日、時間を回答します。
2つのうち、「時間の見当識」は受験日と時刻を記入するもので、比較的簡単です。これが答えられないようでは、認知症と言われても仕方がないでしょう。
難題は、「手がかり再生」です。何の準備もなしに受験すると、結構大変だなと思ったので、事前にネットで試験内容などを確認してみました。その結果、満点を取るのは大変で時間の無駄だと考え、満点を目指すのはやめました。
その理由は、認知症とみなされる点数が36点未満であるためです。
「時間の見当識」で満点が取れると、点数として15点取れます。総合点の算出では、それに1.336を掛け算しますので、20.04点という事になります。
したがって、36点に達するには、あと16点必要です。「手がかり再生」では、1つの項目をヒントなしで正解すると5点で、総合点の算出では2.499を掛けますので、12.495点です。つまり、16点を取るためには、2問正解すればよいことになります。
「手がかり再生」だけでも、3つの項目を覚えておけば合格となります。ここまで覚えておけないようなら、認知症と診断されても仕方がないのではないでしょうか。
だから、認知機能検査の準備は必要ないという事です。むしろ、準備をせずに出かけて、その場で認知症の疑いがあると診断されるなら、そちらの方を心配した方が良いと思います。
実際の試験は、警視庁の八王子分室で受けました。
予定時刻よりも30分ほど早く到着しました。到着後すぐに、ハガキと免許証の提出を求められました。その後、住所氏名などを記入する用紙を渡され、記入しました。記入後、受験料を支払うと検査室に通され、指定の席に座りました。
席にはタブレットとヘッドフォンが置かれており、操作説明を受けました。ヘッドフォンを装着し、すぐに試験の開始です。私の周りには、すでに3人の方がヘッドフォンをつけ、タブレットに向かっていました。
問題はタブレットに表示され、説明がヘッドフォンから流れます。つまり、試験会場で、それぞれ一人ずつが個別に試験を受けているという状況です。
回答の記入はタブレット上で行い、画面の変更もタブレット上の「次へ」等をタップして進めます。
最初は「手がかり再生」のテストで、覚える項目が4つずつ4枚の画像で示され、口頭で説明が行われます。4枚の表示と説明が終わると、一旦終了です。この説明中に16個の項目を覚えておく必要があります。
その後、数字の羅列が表示され、指定された2つの数字をタップするよう指示されます。タップが終了すると、再度別の数字の羅列が表示され、同様に指定された2つの数字をタップするよう指示されます。それが終了すると、先ほどの16個の項目を記入する画面が表示されます。
記入時間は3分ほどありますが、私は覚えていたものをいくつか記入した後、時間が残っていましたが「次へ」をタップして次に進みました。
すると、16個の項目を思い出すためのヒントが書かれた用紙が表示されますので、そのヒントをもとに項目を思い出して記入します。
この記入時間も3分くらいあったと思いますが、覚えていないものは諦めて、「次へ」をタップしました。
「時間の見当識」の問題が表示され、「今年は何年か」という質問に回答を記入した途端、試験終了となりました。36点以上であることが確認されたのでしょう。すでに36点以上は取れていたのですが、「時間の見当識」の問題も一応行う必要があったのだと思います。
試験会場から出ると、しばらくして試験合格の用紙が入った封筒を渡され、試験終了です。試験合格の用紙は、次の運転技能試験で必要があるため、手元に置いて置く必要があります。
以上、認知機能検査の紹介でした。