2026年9月18日金曜日

【Google Vids】「お風呂が沸きました」と言わせたいのに…AI動画生成で起きた珍ハプニング

 Googleの動画生成AIツール「Google Vids」で動画を作成していた際、少し困った(そしてちょっとクスッとする)問題に遭遇しました。

今回は、その時のトラブルと試行錯誤の様子を共有します。

1. 作成しようとしたプロンプト

用意したのは、定年後の夫婦の日常を描く次のようなプロンプトです。

【登場人物】

夫(70歳前後):のんびり屋、無自覚マイペース

妻(68歳):しっかり者、普段から夫の世話を焼きがち

【構成・シーン展開】

シーン1:平穏なリビング(00〜10秒)

・映像:明るいリビング。ソファで新聞かスマホを見ている夫。キッチンで洗い物をしながら夕飯の後片付けをしている妻。

・音声(SE):キッチンの水音。ピピピッとお風呂のメロディ。

給湯器音声:「お風呂が沸きました。」

・妻(心の声):「あ、沸いたわね。」

日常系動画として、給湯器の「お風呂が沸きました」という機械音声を合図に展開を作ろうとしました。

2. 発生した問題:妻が叫ぶ「お風呂が沸きました!」

いざ生成してみると、給湯器の音声が入るべきところで、なぜか妻の声で「お風呂が沸きました!」と喋ってしまうのです。

プロンプトに「※給湯器の発声であり、妻の声ではない」とわざわざ指定してみたものの、AIはどうしても妻の発声として処理してしまいます。

そこで、「日本語プロンプトの解釈がうまくいっていないのでは?」と考え、プロンプトを英語にしつつ、発声言語だけを日本語に指定してみました。

……しかし、結果は変わらず。やはり妻の声で元気に読み上げられてしまいます。

3. 英語プロンプトだけで再挑戦

やむを得ず、日本語の発声指定もあきらめ、すべて英語のプロンプトで指示を出してみました。念のため「妻は一切喋らない」という強い否定指示も追加しています。

【English Prompt】

Husband (around 70 years old): Leisurely person, at his own pace without realizing it

Wife (68 years old): Steady person, tends to take care of her husband on a regular basis.

Composition/scene development

Scene 1: Peaceful living room (00-15 seconds)

Image: Bright living room. My husband is sitting on the sofa reading a newspaper or reading his smartphone. My wife is washing dishes in the kitchen and cleaning up after dinner.

Audio (SE): The sound of water in the kitchen.

Water heater sound a beeping bath melody.

Water heater voice: “The bath is boiling.”

Wife does not speak at all.

すると、ようやく意図が通じ、給湯器からのピピピッというビープ音とともに、無機質な音声で “The bath is boiling.” と流れてくれました。

(「お風呂が煮えたぎっている」ような直訳気味の英語音声ですが、ひとまず妻の声になる問題はクリアです。)

まとめ

現状のGoogle Vidsでは、日本語のプロンプトにおいて「人物以外の機械音声・ナレーション」と「登場人物のセリフ」を細かく区別させるのがやや難しい印象を受けました。

現時点のワークアラウンドとしては、

  1. すべて英語プロンプト+否定指示(Wife does not speak...等)で生成する

  2. AIには無音・BGMのみ生成させ、給湯器音声や効果音は後から手動でタイムラインに追加する

といった対応が確実かもしれません。

日本語でもプロンプト通りの自然な掛け合いや効果音が作れるようになるまで、今後のアップデートに期待したいところです。

2026年9月18日(金)付毎日新聞夕刊の上級数独の解き方

 9月18日(金)付の毎日新聞夕刊に掲載されている第5447回・毎日数独上級の解き方を説明します。



問題は上のようなものです。




とりあえず、簡単にわかるところだけを埋めてみます。以下のようになります。



ここで下の図を見て下さい。右側上段の9つの箱に注目します。赤い矢印て示した線上には、「2」と「8」がありますので、右側上段の赤い丸印で示した2つの箱には、「2」もしくは「8」が入り、他の数は入らないことがわかります。


この結果を使うと、右側上段の9つの箱の一つに、「4」が入ることが分かります。


それ以降、分かるところを埋めていくと、以下の図の以下のようになります。



ここで下の図を見て下さい。赤い丸印で示した箱の縦横にあるの数字、その箱のある9つのグループの中にある数字を見てみると、「5」だけがないので、赤い丸印で示した箱には「5」が入ることがわかります。



それ以降、分かるところを埋めていくと、以下の図の以下のようになります。



ここで下の図を見てください。右側中段に注目します。赤い丸印で示した箱には、「3」もしくは「5」が入ります。これを使うと、右側下段の赤い丸汁して示した箱には「3」もしくは「5」が入ります。これを使うと、右側下段の資格で示した箱には「6」もしくは「7」が入ります。



これを使うと、青い丸印の箱には「7」が入ることがわかります。


それ以降も、難しいところもあると思いますが、じっくり考えれば解くことができると思います。頑張ってみて下さい。



2026年9月13日日曜日

YouTube動画を日本語で楽しむ方法

 YouTubeには世界中から動画が集まっており、英語をはじめ様々な言語のコンテンツが溢れています。

私はこれまで、主に日本語の動画ばかりを見ていました。しかし今年に入り、中東情勢をはじめとする国際ニュースへの関心が高まったことを機に、海外の動画もチェックするようになりました。現地の空気感や多様な視点に触れたいと思うと、日本のニュースだけでは物足りなく感じたのがきっかけです。

とはいえ、得意ではない英語の動画をそのまま視聴・理解するのは骨が折れます。

そこで重宝しているのが、YouTubeの「自動翻訳字幕」と「吹き替え(音声トラック)」機能です。

字幕ボタン([cc]マーク)を押すだけでも字幕は出ますが、英語の動画を日本語で楽しむには、設定から少し手順を踏むと確実に日本語化できます。

日本語字幕を表示する手順

  1. 画面右下にある「歯車アイコン(設定)」をクリック

  2. メニューから「字幕」を選択し、元の言語(例:「英語(自動生成)」など)を選ぶ

  3. もう一度「設定」→「字幕」を開くと「自動翻訳」が現れるのでクリック

  4. 一覧から「日本語」を選択

この操作を行うと、映像に合わせて自然な日本語字幕が表示されるようになります。

さらに、動画によっては「音声そのものを日本語に変える」ことも可能です。

設定画面を開いた際に「音声トラック」という項目があれば、そこから「日本語」を選ぶだけで、自然な日本語吹き替え音声に切り替わります(多言語対応しているチャンネルで利用できます)。まだ対応動画は限られており、韓国語やスペイン語はあるのに日本語がないと「あれ、日本語はまだかな?」と少し残念に思うこともありますが、対応している動画を見つけたときは本当に快適です。

このように設定を少し工夫するだけで、言葉の壁を越えて世界中の動画を日本語で楽しめるようになります。海外の最新情報や独自の視点に触れると、ぐっと視野が広がるのを実感します。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

この日本語化の操作を説明した動画を作成しました。

以下のところにあります。ご覧ください。

https://youtu.be/e7IY7-M28dg



クスッと笑えるコント「人生最高?」を、Google Geminiで動画にしてみた!

 今回も、新聞の投稿欄で見つけた思わずクスッと笑ってしまうコントを、Google Geminiを使って動画にしてみました!

(※映像と音声の生成はGeminiにお任せし、シーンの接続など最後の仕上げカットのみ動画編集ソフト「PowerDirector」を使用しています)


元になったコント

タイトル: 羨望

ババ友3人のランチ会から帰り、「うらやましいなあ」とため息をつく妻。

「何がうらやましいの?お金以外で解決するなら何とかするよ」と言ったけど。

「2人ともつれあいがあの世に行き、今はすごく楽チンで人生最高と言ってる」だと。(それだけはもう少し待って・7歳)


1. 脚本の作成

今回はGeminiに、コントの文章を入力して、それをベースに動画作成の脚本を作ってもらいました。

さらに、そのあとに次の文章をプロンプトに入れ、Geminiで動画作成をするために、それに合った脚本を作成してもらいました。

「この脚本をGeminiの動画作成にするときに、すべてのシーンを一度には作成できないと思うので、いくつかのシーンに分けるのが良いと思います。そのシーン分けをしてください。」

4つのシーンに分けた脚本が作成されました。このように、いったん作成してもらった脚本をさらに動画作成用に編集してもらうことにより、動画作成の間違いが減りました。

2. Google Geminiで動画化

作成された脚本をもとに、シーン1、シーン2と順番に動画を作成していきました。シーン2、シーン3、シーン4を作成する時には、その前に作成された動画の続きとして動画を作成してくれます。

最終的に脚本の内容は一通り形になりましたが、シーン3を作成したときにシーン2の動画が抜け、シーン1にシーン3が追加された動画になってしまいました。やむを得ず、そのままシーン4を作成しました。このため、抜けてしまったシーン2を追加するために、動画編集ソフト「PowerDirector」で編集してシーン1からシーン4までを連続した動画にしました。

制作メモ:実際に作ってみて感じたこと・プチトラブル

  • 日本語のセリフが一部うまく表現されていない
    もともと、日本語のプロンプトではうまくいかない場合があり、プロンプトは英語で作成をお勧めされているので、今のところはやむを得ないことかも知れません。

  • 人物や家具の配置のズレ
    夫婦の席の位置関係が、それぞれのシーンで不自然なところがありました。

  • 余計な動作が追加される
    プロンプトに書かれていない動作を、プロンプトの内容を理解して追加してしまう。これはプロンプトの書き方で改善されると思います。

  • シーンが自動で連結される便利さ
    次のシーンを入力するだけで前後のシーンを繋げた動画を生成してくれる挙動はとても便利でした。各シーンのクオリティを安定させることができれば、Geminiだけで、ストーリー動画をかなり手軽に作れると感じました。

完成した動画はこちら!

ぜひご覧ください!

「人生最高?」https://youtu.be/WUhjhorPDFg




2026年9月11日金曜日

クスッと笑えるコント「私は薬剤師?」を、Google Geminiでショート動画にしてみた!

 今回も、新聞の投稿欄で見つけた思わずクスッと笑ってしまうコントを、Google Geminiを使ってショート動画にしてみました!

(※映像と音声の生成はGeminiにお任せし、シーンの接続など最後の仕上げカットのみ動画編集ソフト「PowerDirector」を使用しています)

元になったコント

タイトル:腸活

腸活のために「サツマイモスープを作ってくれ」と夫に言われ、週2で食卓に。

「おいしい?」と聞くと、「薬と思って飲んでいる」と。

(私は薬剤師?・36歳)

1. 脚本の作成

今回はGeminiに任せず、自分でシーンごとの脚本を作成してみました。

【脚本:私は薬剤師?】

  • 登場人物:50代の夫婦

  • シーン1:夫が妻に向かってお願いする

    • 夫:「生活習慣を改善するのに、さつまいもスープが良いらしい。週に2回くらい作ってくれないか?」

  • シーン2:妻が台所でいそいそとさつまいもスープを作っている。

  • シーン3:食卓に座っている夫に、妻がさつまいもスープを配膳する。

  • シーン4:食卓で向かい合って座り、夫がさつまいもスープを飲んでいる。

  • シーン5:妻が夫に向かって質問する

    • 妻:「美味しい?」

    • 夫:「薬と思って飲んでいる」

  • シーン6:妻が独り言を言う

    • 妻:「……私は薬剤師なの?」

ショート動画としては少しシーン数が多い気もしましたが、まずはこのまま動画生成を試してみることにしました。

2. Google Geminiで動画化

  1. まず、Geminiのプロンプト入力欄にある「+」アイコンをクリックし、「動画の作成」を選択します。

  2. 次に、夫婦の年齢設定と「シーン1」の説明を入力して動画を生成してもらいました。

しばらく待つと、動画が完成して画面に表示されました。夫のセリフ「良いらしい」の発声に少し違和感がありましたが、今回は良しとして次へ進みます。

続けて「シーン2」の説明を入力したところ、単体のシーン2ではなく、なんと「シーン1」に「シーン2」が自動で連結された動画が作成されました!

その調子で「シーン3」も同様に作成を依頼。ただ、プロンプトにはないセリフが勝手に追加されたり、まだ指示していない「シーン4」の内容まで先回りして含まれてしまったりするハプニングが発生。

そのため「シーン4」はスキップし、そのまま「シーン5」「シーン6」を同じ手順で作成しました。

最終的に脚本の内容は一通り形になりましたが、意図しないセリフや重複シーンが入っていたため、最後は動画編集ソフト「PowerDirector」で不要なカットをトリミングして仕上げました。

制作メモ:実際に作ってみて感じたこと・プチトラブル

  • 脚本にないセリフが追加される
    AIが気を利かせて勝手なセリフを喋ってしまうことがありました。「※脚本にないセリフは一切追加しないでください」とあらかじめプロンプトで釘を刺しておくと防げるかもしれません。

  • 日本語のイントネーション・発音
    一部のセリフで発音が不自然になる箇所がありました。

  • 人物や家具の配置のズレ
    スープを飲むときの夫の座り位置など、シーンごとに小道具や人物の位置関係が少し変わってしまう場面が見られました。

  • シーンが自動で連結される便利さ
    次のシーンを入力するだけで前後のシーンを繋げた動画を生成してくれる挙動はとても便利でした。各シーンのクオリティを安定させることができれば、Geminiだけで、ストーリー動画をかなり手軽に作れると感じました。

完成した動画はこちら!

ぜひご覧ください!

「私は薬剤師?」(YouTubeショート)

https://www.youtube.com/shorts/PIyKL438n20




2026年9月11日(金)付毎日新聞夕刊の第5442回・上級数独の解き方

 9月11日(金)付の毎日新聞夕刊に掲載されている第5442回・毎日数独上級の解き方を説明します。



問題は上のようなものです。




とりあえず、簡単にわかるところだけを埋めてみます。以下のようになります。



ここで下の図を見て下さい。中央上段の9つの箱に注目します。赤い矢印て示した線上には、「3」と「7」があるので、中央上段の赤い丸印で示した2つの箱には、「3」もしくは「7」が入り、他の数は入らないことがわかります。



この結果を使うと、中央上段の9つの箱の一つに、「8」が入ることが分かります。


それ以降も、難しいところもあると思いますが、じっくり考えれば解くことができると思います。頑張ってみて下さい。





2026年9月9日水曜日

ひとつのコントを題材に動画作成ツールを試してみました

 Googleは、動画作成ツールとしてさまざまなサービスを提供してくれています。 動画作成ツールとしては「Google Flow」や「Google Vids」があり、Geminiでも動画を作成することができます。これらの動画作成には、「Omni」や「Veo」のいくつかのバージョンが対応してくれています。そこで今回は、Google FlowとGeminiを使って、動画作成の比較をしてみました。

動画作成のネタに使ったのは、「家事は趣味」という題の以下の簡単なコントです。

ーーー

タイトル:「家事は趣味」

「家事も趣味にすれば楽しくやれる」と言う夫。あなたが趣味にしてくれてもいいんですよ。(楽しいことを趣味にしたい妻・70歳)

ーーー

動画作成の手順

1.Google Flowを使用して、プロンプトにコントをそのまま入力して動画を作成 アバターや背景の画像を指定しませんでしたが、まずまずの動画が作成されました。ただ、セリフで少しおかしいなと感じる部分がありました。

2.追加のプロンプトに「セリフを関西弁にして」と入力し、動画を作成 夫婦が70歳の老人ではなく30代の夫婦に変わってしまいましたが、関西弁に変わり、不自然さもそれほど感じませんでした。

3.Geminiでプロンプト欄の「+」をクリックして、動画作成を選択 プロンプトは「関西弁のセリフをもう少しえげつない感じに変更して」と指定し、動画を作成しました。関西弁のしゃべり方に少し気になるところはあったものの、まずまずの動画に仕上がりました。「Geminiでこれだけできるのなら、この程度の動画はGoogle Flowを使わずGeminiで作成するのが良いのではないか」と感じました。

4.Google FlowでGeminiと同じプロンプトを使用して動画を作成 Geminiの場合と同様に、関西弁のしゃべり方が気になりました。関西弁のイントネーションなどがセリフとしてうまく反映されず、不自然さを感じます。

動画作成をした感想

AIで動画作成を行うのは非常に面白いです。しかし、今回行った10秒程度の短い動画であっても、シーンが変わると前のシーンと異なった、違和感のある画像になってしまうのは課題だと感じました。プロンプトの精度を上げることで改善されるとは思いますが、そこに人間が余計な労力を費やすようでは、AIの能力という面で少しもどかしさを感じます。

また、方言の発声についても、まだまだデータが十分に取り入れられていないと感じました。仕事の効率化という面からすると、方言のニュアンスなどは優先順位が低いためでしょうか。

AIのプロンプトについては、「どう活用すべきか」という議論がSNSをはじめあらゆる場面で行われています。しかし、こうしたLLMベースのAIをめぐる議論が活発化している背景には、現行のAIが技術面で大きな壁にぶつかっており、それを乗り越えるのに時間がかかっているように見えるからではないかとも感じますが、皆さんはどう思われるでしょうか。

Google Flowで作成した3つの動画をつなげて1本の動画にしました。 以下のリンクにありますので、ぜひご覧ください。

[YouTube Shortsのリンク] https://youtube.com/shorts/NvqPUmtcdYE


【Google Vids】「お風呂が沸きました」と言わせたいのに…AI動画生成で起きた珍ハプニング

 Googleの動画生成AIツール「Google Vids」で動画を作成していた際、少し困った(そしてちょっとクスッとする)問題に遭遇しました。 今回は、その時のトラブルと試行錯誤の様子を共有します。 1. 作成しようとしたプロンプト 用意したのは、定年後の夫婦の日常を描く次のよ...