5ヶ月前に公開された動画ですが、今後のロボット開発を占う上で非常に興味深い内容なので紹介します。
千葉工業大学で開発されたAIロボットの動画をご存知ですか? このロボットは、「未来ロボット技術研究センター(fuRo)」というところで研究開発されています。
今までのロボットは、カメラやセンサーで周囲の状況を認識して動いていましたが、このロボットはなんとセンサーなしで歩き回って、周囲の状況を認識するんです。まるで生き物が動いているように動作する様子は驚きです。
このロボットの秘密は、仮想空間(コンピュータ上に作られた仮想的な世界)でAIを鍛えていることにあります。実際にロボットを動かして鍛えるのではなく、仮想空間で多数の同じロボットを同時に動かすことで、速いスピードで世代交代を繰り返すことが可能となり、短時間に高度な運動能力を獲得することができるそうです。
動画(https://www.youtube.com/watch?v=vvZtHsqEXtM)では、ロボットが階段を登る、障害物を避ける、転倒から起き上がる、等の動作をまるで生き物のように行う様子が紹介されています。周囲の状況がロボットが動くことで、徐々に認識されていくため、徐々に物にぶつからず、軽快に動くようになっていく過程が見られます。
私はこの動画を見て、ロボットのハードウェアがある程度完成すると、仮想空間での訓練により、今までのロボットよりも短時間で高度な動作を行えるようになる可能性を感じました。
ロボットの構造がますます機能的に高度になってくると、人間の職人の技術を再現するだけでなく、それを超える可能性も秘めていると言えるでしょう。
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