1月7日から10日にかけて開催された CES 2025 は、多くの企業と人々を集め、盛況のうちに幕を閉じました。私は直接会場には足を運びませんでしたが、YouTube などを通して、展示されている製品や講演の様子を視聴することができました。
YouTube での充実した情報発信のおかげで、会場に行かなくても CES の様子を十分に把握することができました。私の経験上、会場を歩き回るだけでも1日に1万歩以上歩くことになり、非常に疲れます。そのため、YouTube での情報収集は効率的だと感じました。しかし、実際に会場に足を運ぶことで、YouTube のレポートとは異なる印象を受けるのも事実であり、それ自体に大きな価値があると言えるでしょう。
今年の CES で最も印象的だったのは、AI の進化です。昨年の CES と比較しても、その進歩は目覚ましく、もはや追いつくのが困難なほどです。AI はあらゆる分野に浸透しつつあり、その全容を把握することは容易ではありません。特に、自然言語処理、画像認識、音声認識などの技術が向上し、より人間に近いコミュニケーションが可能になった点が注目されます。
私が最も注目したのは、AI を搭載したロボットの進化です。10 年以上前からさまざまなロボットが発表されてきましたが、今年はついにロボットが本格的に活用される時代が到来したと感じています。
すでに、掃除ロボットや配膳ロボットなど、私たちの生活に浸透しているロボットもいます。今年は、さらに多くの分野でロボットが活躍するようになるでしょう。NVIDIA のキーノートスピーチでも、多くの人型ロボットが紹介されていました。
人型ロボットは、人間の作業を代替するだけでなく、AI 技術によって、より高度な作業をこなすことが期待されています。工場作業はもちろんのこと、医療、介護、農業など、さまざまな分野での活用が期待されます。
人型ロボットの価格は、現在300万円から500万円程度が相場です。これは人一人を1年間雇用する費用と比較すると、それほど大きな差はありません。ロボットは24時間休みなく働くことができます。数人の作業を、一台のロボットが代わりにやってくれるなら、人を雇用するよりも、ロボットを購入する方が経済的なメリットがある場合もあります。
AI 技術の進化と人手不足の影響もあり、人からロボットへの移行は、私たちの予想よりも早く進む可能性があります。今年は、さまざまな場所でロボットが導入され、その効果が試される一年になるでしょう。
CES 2025 は、AI とロボットの進化を改めて実感する場となりました。これらの技術が、私たちの社会や生活にどのような変化をもたらすのか、今後も注目していきたいと思います。
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