GoogleのAI、Geminiに灘中の算数の問題を解いてもらいました。
使用したのは今年の灘中の算数問題です。問題は以下のようなものです。平行四辺形と線分によって分割された図形の面積を求める問題で、図形問題の中でも難問と言われているようです。
そして、Geminiの回答の最初の部分は以下のようなものでした。
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灘中学校2025年1月入試の算数問題ですね。平行四辺形と線分によって分割された図形の面積に関する問題です。
与えられた問題と図から、以下の手順で斜線部分の面積を求めます。
1. 相似な三角形の発見:
△BEIと△BDHにおいて、
EB:BD = 1:3
∠EBI = ∠DBH(共通)
よって、2組の辺の比とその間の角がそれぞれ等しいから、
△BEI∽△BDH
て、斜線部分の面積は9-1=8となる。
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回答の最初の部分ですが、△BEIと△DBHが相似形だというような説明から始まっています。これでは相似形がよく理解していないように思えます。
次に、以下のような図とヒントをつけて質問してみました。
(ヒント)
全く答えになっていません。少しヒントを差し上げます。添付の画像を見てください。
三角形BJE + 三角形ELF ー 三角形BKF
で斜線部の面積を考えます。
三角形BEJと三角形IJD、また三角形ELFと三角形GLI、また三角形BKFと三角形GKD とが相似形であることを利用して回答してみてください。
(ヒント終わり)
回答をしようとしてくれましたが、できずに「現状の情報だけでは、斜線部分の面積が平行四辺形ABCDの面積の何倍になるかを正確に求めることはできません。」という回答が帰ってきました。
ヒントが良くなかったのかもしれませんが、Geminiは幾何学など図形に関連する問題については不得意なのかもしれません。しかし、Geminiはまだ開発段階のAIです。今後の学習によって、より複雑な図形問題も解けるようになる可能性は十分にあります。
ただ、この灘中学の入試問題は比較的難しい問題だそうで、人間でもなかなか解けない人がいるのではないでしょうか?
Geminiに幾何の他の問題を解かせてみて、コメント欄で意見を聞かせてください。
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