今日の日経新聞の記事に、コメの価格の話が出ていました。
表題は『首相明言「コメ5キロ3000円台」実現は難題 備蓄米、店頭に届かず』というものです。
そもそも備蓄米というのは、コメが不足したときに市場に供給する目的で、用意されたものだと思います。それなら、その価格も普通の価格で市場に出ると思うのが普通と思うのですが。
なぜか、いっこうにコメが市場に出てきません。一昨日もコメを購入しようとしたのですが、
スーパーの棚にないという状況でした。やむなく、Amazonでコメを購入することになりました。価格は高騰したままの高価格です。
上の記事にもあるように、コメの政策というのは農家重視という形で進められており、それが障害になっているようです。
農政に関しては、農業を専門にする人が減少してきており、抜本的な解決策が必要です。
これはさておき、私が問題にしたいのは、まずは備蓄米のことです。
そもそも、備蓄米を用意したときに、備蓄米を放出する事をあまり考えていなかったのではないかと思います。今度のようなことは、備蓄米を考えたときに、もっと真剣に考えておかないといけなかったのではないでしょうか?この点を政府は反省してほしいです。
放出された備蓄米の殆どをJAが購入して、その4割ほどを市場に流しているようです。しかし、コメの価格は下がらないし、市場に流れてきているように見えません。このような状態になることは、備蓄米を考え出したときにも想定できたはずです。想定もせず、放出の問題点も考えず、備蓄米だけを決めた。なんのための備蓄米だったのか?備蓄米を保存するだけで、無駄な金を使っていたということではないかと思います。
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