2026年10月3日土曜日

トランプ大統領は選挙後の11月にイランに大攻撃をかけるのか?

 イラン紛争は今年の2月に開始されてから、すでに半年以上が経過した。 トランプ大統領は先日、11月に行われる米国の中間選挙のあとに、イランに対して大規模な攻撃を仕掛けると明言している。

TRUMP: IRAN WAR WILL END "IMMEDIATELY AFTER THE ELECTION" https://www.youtube.com/watch?v=wSokJWCGfLI



上に示したYouTube動画は、トランプ大統領の発言を紹介するものである。動画の出所であるFox Newsは保守・トランプ支持派のメディアとして知られているが、その中でトランプ大統領は以下のように述べている。

  • 「戦争は選挙の直後に終わると思う。彼らはこれ以上持ちこたえられないからだ」

  • 「彼らは選挙に影響を与えようと必死になっており、自分たちの弱気なグループが政権に入り込んで核兵器を持たせることを狙っている」

このように、イラン側の意図を牽制しつつ、戦争の行方や選挙への影響について語っている。この動画は英語だが、YouTubeの設定で音声および字幕を日本語に切り替えることも可能である。

実際に、米軍は中東地域に空母や爆撃機などの戦力を増強しており、11月の中間選挙のあとにさらなる軍事行動に出るのではないかという観測もある。

しかし、イラン側の視点やこれまでの経過を振り返ると、見方は大きく異なってくる。米国が過去にイランの要人を殺害し、大規模な攻撃を加えてイランの軍事・インフラに打撃を与えた後も、イラン国家およびその社会構造は崩壊せず、独自の防衛力を維持し続けている。

一方で、米国側は長期化する紛争によって兵器や弾薬の備蓄を大きく消耗しており、その補充には数年を要すると指摘されている。こうした実態を踏まえると、米国が一方的に「イランを屈服させる大攻撃」を実行することは、軍事・経済的な現実から見て容易ではない。むしろ、米国内の消耗や供給不足が深刻化する中で、イランが容易に屈服する確率は低いと言わざるを得ない。

11月の選挙を経たとき、トランプ大統領の威嚇的な発言は再びトーンダウンし、政権の求心力が低下するレームダック状態に直面するのではないだろうか。イランとの関係やこの長期化する紛争の結末は、米国の思惑通りには進まない可能性が高い。


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