2019年5月21日火曜日

「北方領土を戦争で奪還」発言を聞いて

この発言を聞いて思ったことは、この人は全く戦争のことについてわかっていないなということである。

考えてみると、もう戦後73年も経っているので、戦争を経験した人は殆どいない。居たとしても、実際の戦争にでかけた人は現在では90才以上の人だろう。

実際私も戦争というのはどういうものか、なかなか想像ができない。

実際の戦争映画で残っていたとしても、もはやなかなか見ることができない状況にあると思う。さらに、そういう戦争映画はほとんどが戦争を鼓舞するために作られているので、戦争の実態がきちんと撮られているかどうか。

更に言うなら、たとえそういう映画などが存在したとしても、人間の傾向として、そういう動画を見るというのは抵抗がある。

従って、戦争についてはほとんど理解されていない状況下で議論をすることになってしまう。そして、深い理解がないから、戦争をするといった勇ましい話もなんの考えもなく出てくるわけである。

こういうことを考えると、やはり戦争とはどういうものか、じっくりと学校教育から勉強できるようになっていないといけないと考える。

特にそれがいかに残酷なことなのか、大勢の人を悲しませるものなのか、理解する必要があるように思う。

だからと言って、我々が無防備で良いかというとそうではない気がする。


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