2019年5月19日日曜日

SSDのクローン作成で注意しないといけないこと

昨日、知り合いのノートパソコンでHDDをSSDに換装した。ちょうど500GBの容量のHDDの内容を500GBのSSDに移し換えた。

通常の操作でHDDのファイルをSSDにコピーすると、HDDにあったファイルと全く同じものがSSDにコピーされていると考えるのだが、実際には違っている。ファイル自体はHDDからSSDにコピーされるのだが、実際にファイルの書かれている場所は異なっている場合が多い。もとのHDDにファイルが保存されていた同じ場所ではなく、SSDの都合のいい場所に書き込まれる。

通常、パソコンでアプリなどがファイルを操作する上で、このようなコピーの仕方は、特に問題になることはない。

ところが、Windows 10などのシステムを含んだHDDをSSDに取り換えて、全く同じ状態で
使用するためには、ファイルが書き込まれている場所まで全く一緒でないといけない。そのようなコピーの仕方をクローン作成と呼んでいる。HDDのセクター毎に、そのセクターの内容を同じ場所のセクターに書き込むことによって作成する。

今回この作業をいつもどおりEaseUSのPartition Masterで行った。ところが、作成したクローンのSSDをHDDと入れ替えてパソコンを立ち上げてみると、エラーが発生する。1ヶ月ほど前に128GBのSSDを500GBのSSDに換装したときにもエラーが出たのだが、それを思い出した。どうも、Partition Masterで作成するSSDがきちんとクローンを作成していないようなのだ。

そこでEaseUS Partition Masterでのクローン作成を諦めて、別の方法でクローンを作成することを考えた。それが外付けディスクのケースを使用するものである。私の持っている外付けディスクのケースは、2台のHDDをパソコンに接続できるようになっているもので、その外付けケースだけで、HDDのクローンを作成することができる。2台同時にパソコンに接続できるようになっているケースでは、クローン作成をができる機能を入れているものが多い。私は玄人志向のHDD外付けケースを使用している。パソコンに接続しないでもクルーンを作成できるので便利である。


これで作成したSSDを使ってみたところ、やはりパソコンを立ち上げてみるとエラーが発生した。しかし、修復が可能な状態で立ち上がったので、その修復を実行してみると、パソコンは問題なく立ち上がった。

原因として考えられるのは、もともとHDDに不具合箇所があったのだが、それがSSDに入れ替えた時に表面化したというものである。優秀なソフトのEaseUSでも元のHDDに問題が合ったので、その問題のためにうまくクローンが作成されなかったようだ。

実際、元のHDDは購入当時からあまりメンテナンスされていない状態が続いていたようで、不具合個所があった。クローンを作成する前に、このHDDにエラーチェックをかけて、問題点をなくしておけば良かったのだろう。HDDのクローンを作成する場合には、次回からはまず元のHDDに問題がないようにした状態で、クローンを作成するように心がけたい。

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