2021年2月6日土曜日

会食をしてコロナウイルスに感染して死亡した人の率は1%だった

 本日の毎日新聞の一面に、「高齢者施設の感染急増」という表題で、東京都のコロナウイルス死亡者が増えていることが紹介されている。


記事によると、東京都の昨年12月から今月5日までの死者のデータを分析した結果、507人が死亡した。そのうち、病院で感染して亡くなったのが、145人(28.6%)、老人ホームなど高齢者施設で亡くなったのが、103人(20.3%)、家庭内が55人(10.8%)、会食5人(1%)、その他や不明が199人(39.3%)だった。


病院や老人施設でのクラスターの発生を防がないといけない、とこの記事は指摘している。


ただ、私が注目したのは会食での死亡者が少ないことだ。居酒屋を含み歓楽街での感染が大きく問題視されているのだが、この記事によると実際に死亡するケースは少ない。もちろん、会食に出かける人というのは、ある程度健康な人や若い人が行くので、感染しても死なないということもある。それでも居酒屋に行って死ぬ人は少ないのだ。


しかし、あれだけ居酒屋などの感染が大きく問題視されて報道されていたのに、こういう結果は何なんだろうと感じるのは私一人ではないと思う。ほとんどの感染は夜の街や居酒屋などで発生していると報道していたのは何だったのか。どのデータをベースに報道していたのか?


さらに言うと、国のGoToキャンペーンやGoToイートを強烈に批判していたマスコミは,何を根拠に言っていたのだろうか?


もう一つの問題は、病院や老人施設が死亡者の出る割合というのは以前からわかっていたのだが、それを止める手立てを示していない感染症専門家にも問題があるように思う。具体的な対策は示されていないのではないだろうか。示されているのは、我々素人も出もわかる人と人との接触を減らすことだったり、手洗いなどの励行、マスクの着用だ。もし、そんな対策でうまくいっているのなら、病院や老人施設での死亡者はそれほどでなかったはずだ。


コロナウイルスん根本的な対策はワクチンだけという実態を示したと言っていいのではないだろうか?


もう一つの問題は、毎日新聞が行った調査などは、大手のマスコミなら簡単にできるはずなのに、それもやらずに、コロナウイルス騒動を巻き起こしていることだ。さらに言うなら、厚労省でもこのあたりのデータは把握しているのではないだろうか?感染経路だけでなく、その結果としての死亡者数なども経路別に集計して示してもらいたいものだ。


今回の毎日新聞では単に2か月間のしかも東京に絞ったデータ分析だが、それだけでもコロナウイルスの実態を正確に示すのに役立ったいると思う。


詳細は、本日の毎日新聞の記事を見てください。グラフも示されている。


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