コロナウイルス騒ぎで色々気づいたことがある。
感染症のお医者さんというのは、感染経路に関してはあまり知識を持っていない。さらに言うなら、その経路の調査のやったこともないし、やり方も知らない。
ひょっとすると、一部の感染症の専門家はそういうことに関心を示して、調査などをやったかもしれないが。
一部の例外として、当ブログで昨年5月29日に紹介した「中国広州のレストランでのCOVID-19の発生報告」は、感染経路を調査報告した例である。
今でもそうだが、我々が病院に行くのは、自分が病気だなと感じたときだ。それ以外には行くようなことは殆どない。医者は病気かなと感じた人を診るわけで、全く健康だと思っている人を診ることはない。健康診断以外では。
つまり、お医者さんというのは、患者を見て、その症状を診て、どういう病気かを判断し、それに対する処置を行う。その病気がどんな理由で発生したかというのは、調べるのだが、どういう経路で感染したかというのはあまり調べていないのではないだろうか。
感染症の専門家は本来は、その原因であるウイルスなどがどういう経路で患者にもたらされているかを調べる必要があるのだが、そこを徹底的に調べるということが欠けているように感じる。
一つの例として、マスクの効用である。このマスクの効用に関しては、今でも諸説紛々で、しっかりした研究が行われているとは思えない。今までのいろいろの情報から言うと、完全にウイルスを遮断できるマスクはない。ただ、N95のようなマスクはかなりの割合で、ウイルスが入ってくるのを防げるが完全ではない。むしろ、ウイルスを持っている患者が、マスクをするのは、何らかの効果がある。それは、咳をしたときなどにウイルスを含んだ飛沫が飛び散るのを防ぐ効果があるからである。こういうマスクで、どの程度流行を防げるのか?海外では、マスクなど効果はないと言っている専門家もいる。実際にコロナウイルスの大きさは微小で、マスクの網目はそれに比べて大きく、いつでもその編みを通過できる。
こういうマスクの評価に関しても、感染症の専門家で統一した見解が出されていない。
そもそも、コロナウイスルスの感染経路はどういう経路なのか?満員電車では感染しないのはなぜなのか?本当に居酒屋で感染するのが、他の経路よりも多いのか?コロナウイルスが流行りだした頃、埼玉でK1のイベントが開催されたが、あのイベントでクラスターが発生しなかったのはなぜなのか?
以上あげたような事例で、いくつか上にあげた武漢での事例を報告するような研究論文は出ているようだが、これだという結論を示すような論文を見かけない。
感染症は感染経路がもっとはっきりしておれば、それを防ぐ手段もいくつか考えられたと思うのだが、その経路がよくわからないようでは、その経路を立つという方法で防ぐのは無理だ。
結局、感染症はワクチンを作ることで、患者自身に抵抗力をつけることで、対応する方法をとっている。これは、感染経路などわからなくても、感染源のウイルスさえ見つければ、ワクチンを作ることが可能だからだ。ワクチンを作れば、ワクチンを接種した人は発病しない。こうなれば、感染経路などを調べるというったような複雑なことをしなくてもよい。
今年は、コロナウイルスのワクチンがどんどん製造されるようになった。それによって、コロナウイルスの蔓延も防げるだろうから、結局、感染症の専門家はコロナウイルスの感染経路などを調べるなどということとは全く忘れてしまい、患者にはワクチンを勧めてそれで終わりにする。つまり、感染経路は有耶無耶になって終わってしまうのだろう、。
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