2023年11月3日金曜日

老人向け会話ロボットELLIQは一段レベルアップ

 ELLIQは、高齢者の孤独を支援するという目的で、作成された卓上ロボットだ。



高齢者が孤独を感じていると、心臓病、肥満、不安、免疫力の低下、うつ病、認知機能の低下など、身体的および精神的な健康への悪影響を引き起こす可能性がると言われている。


実際に、日本でも高齢者で、かつ、お一人様というのは、結構な割合で存在する。


会話ロボットのELLIQが、孤独感を和らげる働きができるかどうか、まだその判断は示されていないが、最近の事例から見ると、結構役立っているようだ。ただし、今のところ、人間との交流の方が孤独を和らげるのには、勝っているように思われる。


ELLIQは、会話を単にするだけでなく、ゲームをしてみたり、体操などをさせたり、写真を撮って、遠くの家族に送ったり、ビデオ通話などもできるようにしている。こういう麺では、ELLIQは人間よりも勝っているのかもしれない。


ロボットがいろいろのことをやってくれるのは、たしかに良いのだが、それでも一番期待したいのは、内容の充実した会話だろう。


単純な挨拶では、会話することに、すぐに飽きられてしまう。したがって、会話の内容の充実を図る必要がある。例えば、会話の中で出てきた人の名前を覚えておき、その人の人柄などを会話の中から類推し、それに基づいた会話を発展させるのだ。


お一人様と会話を重ねるうちに、その人に関連する情報が入ってくる。それを元に会話を発展させる。こういうことで、飽きない会話が続けられるようになるのではないだろうか。


単純な会話からだけでは、受け取った情報だけの偏った考えをロボットに植え付けてしまう可能性もある。それを防ぐためには、お一人様のやり取りしているメールの内容や、ビデオ会話の内容などを読み取って、お一人様に対する会話に深みを与える必要があると思う。もちろん、ネットからのいろいろの情報も会話を充実するのには使える。


こういうことも、近いうちに解決策が考え出され、実現の方向に進むはずだ。そうなると、ある領域では、ロボットでも人間以上に評価されるケースも出てくるのではないか。


この分野はお一人様向けだけでなく、一般的な人に対するものでも、売れると思う。子供向けなどもあり得るだろう。大きな市場が広がっているように思われるが、どうだろうか?



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