NHKのWeb Newsによると、
『9日、長崎原爆の日に行われる平和祈念式典にイスラエルの駐日大使が招待されず、日本を除くG7各国とEUの大使らが連名で懸念を示したことについて、長崎市の鈴木市長は報道陣の取材に応じ、「決して政治的な理由で招待していないわけではない」として市の立場を改めて説明しました。』
ということである。
この結果、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、カナダ、イタリア、EUの対しが、抗議の書簡を長崎市に送り、式典には参加しないということである。
書簡では、ウクライナに進行したロシアと同等の扱いをイスラエルが受けるのは問題だと言っているようだ。
日本の中でも、この意見に賛同する人が少なくない。Youtubeでもいくつか見つけることができる。
私は、イスラエルもロシアと同等の扱いを受けるのは当然だと考えている。イスラエルのケースでは、最初に仕掛けたのはパレスチナのハマスが、戦いを仕掛けたということになっている。今回の騒動が発生したのは、そのように見えるが、実際には、イスラエルがハマスがどうしても仕掛けざるを得ないような状況に追い込んだことが原因である。これについては、詳しく説明しだすと、結構長い文章になるので、ここでは省略する。過去からの歴史を麒麟と調べると、それが分かる。
私が興味深く見たのは、イスラエルの悪辣さがわかっているのに、アメリカなどの数カ国が長崎市の決定に大きく反発したことである。これらの国の本音が出たということだと思う。彼らはイスラエルと同じ穴の狢である。
長崎市長は左翼系の方ではなく、むしろ自民党よりの考え方を持っている方だと思う。そういう人が、原爆の式典で、こういう対応をしたので、各国の本音が出てきたと見るべきだろう。
日本の中の保守系の方でも、この長崎市長の対応に反発している人が多くいるようなので、興味深い。保守系の人たちは、アメリカの原爆投下に関して、もっと厳しい見方をしていると思ったのだが、そうでもないようだ。
私は、広島でも長崎でも原爆に関連するこの式典については、米国がきちんと式典で謝罪をするべきだと思っている。日本のほうがそれをきちんと要求しないで、むしろなあなあで済ましていることが問題だ。
日本の外交を見ると、世界の常識をベースに対応しないで、日本の常識で対応しているが、それは大きな間違いだ。日本が謝罪を要求しない限りは、米国民を始め、世界各国の人たちが、日本に透過した原爆は正義だったという誤った認識のままである。米国の若い人たちなどに意見を聞くと何もわかっていないことがよく分かる。すぐには謝罪しないとしても、常に、謝罪をさせる方向で、いろいろの対策を取るべきだと思う。
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