2020年1月22日水曜日

FreeStyleリブレのパソコン用アプリで表示されるもの

FreeStyleリブレ(以下FSLで表示)のパソコン用アプリを使うとどういうものが表示されるかを説明する。

FSLをパソコンにUSBケーブルを使って接続すると、それを認識してアプリはすぐに立ち上がる。(設定によってはアプリを立ち上げる必要がある)


アプリが立ち上がると上のような立ち上げ画面が表示される。FSLがパソコンに接続されていると、「レポートの作成」の部分が濃く表示されているので、それをクリックするとPDFファイルのレポートが作成される。設定によるが、このレポートは自動的にパソコンの指定のフォルダーに保存される。手動でもファイルを保存することで指定のフォルダーに保存できる。

レポートの内容は測定した日数によって異なるが、複数ページに渡るレポートになっている。FSLは90日間のデータを保存できるので、90日間継続して測定した場合にはその間の測定データが表示される。2,3日しかデータが取れていない状態でもレポートは作成してくれる。しかし、血糖値の動きをトータルに見たい場合には最低14日間(つまり、センサーの稼働時間)は測定してその結果報告を見るのが良いようだ。


上の画面はレポートの最初のページで、「スナップショット」の表示だ。このページでこの期間の血糖値のまとめがされている。
ー 「推定Alc」(ヘモグロビンA1cの推定値)、
ー 「平均グルコース値」、
ー 「低グルコースベイン」
ー 「読取装置に取り込まれたデータ」
などが表示されている。


次に表示されるのが「日内パターン」のグラフである。測定した期間での毎日のデータを使用して、標準的な一日のグルコースの値の変化が表示されている。血糖値トレンド(AGP)のグラフである。


次に表示されているのも「日内パターン」だが、AGPに追加して個々の日に測定したグルコースの測定値が点で記入されている。


次は「グルコース変動パターン」のグラフである。「低グルコースの可能性」、「グルコース中央値」、「中央値より低血糖のばらつき」を各時間帯で問題がある程度を示す丸印で示している。


次は同じく「グルコース変動パターン」のグラフだが、測定したグルコースの測定値が点で記入されているものを使用して表示している。


次は、「食事時間パターン」のグラフである。食事時間を記入しておけば何らかのグラフが表示されたと思われるが、測定時にそれを記入しなかったので、グラフは表示されていない。食事のときにどういう状況になるかを見るのには良いグラフだろう。


次は、「月別サマリー」で毎日の平均グルコース値とFSLでスキャンした回数が示されている。


次は、「週別サマリー」で、毎日のグルコースの値の推移が表示されている。


次は、「日別記録」で毎日のグルコース値の推移のグラフと、測定値の数値が表示されている。指定した値から考えて高グルコース、低グルコースの場合にはそれぞれ黄色、赤色で注意を向けるようになっている。

以上、簡単にレポート内容の説明を行った。このレポートは自分のグルコース、ひいては血糖値がどういう具合に毎日変化をしているかを見て、それによって生活習慣を変更するのに役立つものだと考える。

もちろん、自分だけで評価、判断するのではなく、専門医のアドバイスを受けることは必要である。

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