厚労省の「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向(速報値)」が9月9日に新しく出たので、コロナウイルスの死亡者数の年代別の推移にその新しいデータを追加した。厚労省は毎週1回この報告を行っている。
上の2つの表は、コロナウイルスの死亡者数を6月2日から9月8日までリストアップしたもので、上の表が年代別の死亡者数の累積数、下の表が死亡者数の増加数で示したものだ。
下のグラフはこの増加数の表をもとに年代別に死亡者数がどのように変化したかを示す。
今回の新しいデータを追加して出て来た結果を見てみると、8月11日頃から死亡者数は増加に転じているが、今週は死亡者数は全体としてみた場合、増加傾向が収まってきたように思える。
私が現在疑問に思っている点は、ワクチンの接種率が90%の65%以上の老人の死亡者数が減らないことだ。日本全国の死亡者数から考えると、コロナウイルスの今週の死亡者数などは取るに足らない数字である。少なすぎて議論にならない数字だが、それでも65才以上の死亡者数は数字でゼロに近い数字になってくるのではないかと考えていたので、不思議である。
上の表は大阪府の9月8日発表の死亡者である。この表を見ると未だに60才以上の死亡者が大半をしめているというのはどういうことだろうか?この方々はワクチンを接種していない人なのだろうか?ワクチンを接種していたのに死亡したのか?よくわからない。いずれにせよ、ワクチン接種率が低かったときに比較すると死亡者数は激減したのだが、こういう事実を突きつけられると、ワクチンの効き目はそれほどでもなかったのかと考えたくなる。申し越しこれに関連したデータを出してもらえるとよく分かるはずなのだが。
ただ、ここに来て感染者数は減ってきており、重症者数の増加も減ってきている。死亡者数も減少しているように見えてきている。ワクチンのおかげもあるかもしれないが、その他の要素もあり、コロナウイルスは収まってきているようだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿