2022年5月18日水曜日

沖縄の基地は返ってくるのか?

 沖縄返還がなされてから50周年だそうだ。未だに、つい最近のように思えてならない。


普天間基地の移転問題も未だに解決されていない。


マスコミの論調の中で、右系の方も左系の方もあまりコメントしないのが、沖縄の基地の有り様だ。


そもそも、沖縄返還の時に、基地も含めて返還されたのか?そんなことはありえない。米国にとっては、沖縄の基地はアジアの地域にある出城のようなもので、それを簡単に日本に手渡すわけがない。米国の立場にたてば、それはよく分かるはずだ。


もともと、沖縄は戦後は米国領だったところである。戦争で獲得したものだ。それを、戦争もしないで日本は取り返した。こんなことは世界中でもありえない話だ。これが理解できないなら、どうしようもない。佐藤首相がノーベル平和賞を受賞したのも頷ける。


そんな沖縄返還に応じた米国は、当然のことながら基地に関しては、現状維持を考えていたはずであり、そのとおりになっている。


基地をなくせというのを日本国民がいくら政府に言ったとしても、米国がうんと言わない限り、どうしようもない。そもそも、日本は未だに米軍に占領されていると言ってもいい状態だ。これをひっくり返すのは大変な努力がいる。このために何をしないといけないか、なかなか簡単な解は見つからないはずだ。


つまり、日本国内で、日本人だけが騒いでいても所詮無駄なことだ。米国が沖縄の基地を捨てて、出ていくことなどありえない。中国やロシアからの脅威がなくなれば可能性はあるかもしれないが。沖縄は東アジアの戦略の要の地域で、米国を守るために、そこに基地をおいておくことが必要なのだ。日本を守るためではない。


米軍が沖縄などにいつもいることで、日本は今まで77年間、問題なく過ごすことができた。米軍がいなかったら、大変なことになっていたはずだ。この経験から、日本の大半の人は、日本を守ってくれていると思っているかもしれない。しかし、それは大きな間違いだ。


その証拠に、今回のロシアのウクライナ侵攻で米軍はでていかなかった。もし、他国が米国を攻めるときには、まず、出城の沖縄にいる米軍を叩く。米軍も反撃するが、退却する可能性もある。その時は日本を捨てるわけである。こうなると、日本も危うい。


ともかく、米軍は米国のために、沖縄に駐在しているのであり、基地保有の権利はそのまま保持しているので、それをひっくり返すのは容易ではない。



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