USBメモリをパソコンに挿入した時に、ウイルスがパソコンに侵入するのではないかという心配がある。
このように考えてしまう一つの原因は、多くのウイルス対策ソフトが、USBメモリのウイルス対策をうたっているからだ。
ネットでマイクロソフトが、USBメモリのウイルスに対してどのように対応しているか、きちんと説明したサイトがないか調べてみたが、きちんと書かれているサイトを見つけることができなかった。
見つけたのは2009年に書かれた情報で以下のところにある。
その回答は「リムーバブルディスクを挿入した時に、ウィルスが起動し何かしようとするとリアルタイム保護が働きます。
逆に言うと、リムーバブルディスクを挿入してもウィルスが起動しない場合は反応しません。」
というものだ。(そこに示されているリンク先は今はもう表示できない。)
つまり、USBメモリからファイルをパソコンに読み込んだ時点で、ウイルスチェックが行われていると考えられる。単に、パソコンに読み込んだファイルだけのチェックを実行する。そのファイル以外にも、USBメモリにはたくさんファイルが入っているかもしれないが、それはチェックしない。パソコンに読み込まれないからだ。
ただ、このファイルの読み込みとそのチェックは、ファイルサイズが大きいと時間がかかる。そのため、一部のユーザーはこのチェックを外してファイルの読み込みを行うこともあるようだ。そうすると、ウイルスチェックが行われないので、ウイルスがパソコンに入り込む可能性が高くなる。
ともかく、Defenderのリアルタイム保護を使用している限り、ウイルスを取り込む可能性は低い。それでも、未知のウイルスがそのファイルに入っていた場合には、それが入ってくることを防止することはできない。この点は、よく理解しておく必要がある。
USBメモリのすべてのファイルでウイルスチェックを行うことも可能だ。これもDefenderで行うことが出来る。この場合、チェックするファイルの合計サイズは大きいので、チェックには時間がかかる。この場合にも、未知のウイルスに関しては、チェックできない。
市販されているウイルス対策ソフトであっても、条件は同じだ。そのウイルス対策ソフトが判定できない未知のウイルスがあった場合には、Defender同様、ウイルスを見つけることができない。
我々としては、そういうこともありうるということを頭に入れて、パソコンを使用することが大切だ。
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