本日、5月3日に塩船観音寺で火渡りの荒行が行われるという事で、行ってみた。コロナの影響でここ2年ほどは行われていなかった。
私は数年前に行っているので、今回は2回目である。以前に行ったときには、荒行の近くは人だかりが多くて、少し離れたところから撮影した。
今回も前回と同様の場所で撮影することになるかもと危惧して行った。幸いなことに最前列に近いところに場所が取れて、前回とは異なるアングルで撮影することができた。山伏の導師が最初に火渡りをしている動画が以下のところあるのでご覧ください。
山伏の導師と呼ばれる方がまず火渡りを行った後、参加した山伏が次々と火渡りを行う。
山伏に続いて、この寺の関係者や招待者が火渡りを行い、最後に一般の人、500人が火渡りを行った。従来なら、もっと多くの人が火渡りを行うのだが、今年はコロナウイルスの関係で、人数を絞ったようだ。ただし、当日は火渡りが始まるまでには500人の定員に達せず、参加を呼び掛けていた。ただ、500人目という事になると、相当待たないといけないので、時間がない人はちょっと参加できない。
火渡りの準備は事前にされており、薪とヒノキの枝葉が積み上げられていた。それにまず火をつけて、ほとんど燃やしてしまう。燃えかすが残っている状態で、長い竹と熊手のようなもので、焼け跡に通路を作る。
だから、火渡りと言っても、実際に通るところは燃えカスがほとんど残っていない。しかし、熱が地面に残っているので、相当熱くなっているようだ。
通路の入り口と出口に塩が積み上げられており、入るときと出るときにその塩の山に足を載せるようになっている。熱さましと、消毒の意味もあるのではないだろうか。
通路はそのように燃えカスもほとんどない状態になっているが、その周りはまだ燃え残りが残っており、さらに材木や枝葉が追加される。近くで、燃えているものがあるので、これも恐怖心をあおることになる。
山伏は奈良県の金峯山寺(金峯山寺)の系統をひいているとのこと。火渡りの始まる前に説明があったのだが、ちょっと聞き取るのに苦労した。たぶん、これで間違いないはず。
この時期、例年ならばツツジが真っ盛りのはずなのだが、今年は直前に2度ほど雨が降ったために、大部分の花が散ってしまっていた。
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