日本人の人口がどんどん減っているそうだ。26日のNHKのニュースでも、「日本人の人口 14年連続減少 初めて47都道府県すべてで減る」という表題で、それが報じられていた。
これに関連して、少子化、外国人の受け入れなども、話題として提供されている。
総じて、人口が現象するのは大問題だということのようだ。
果たして、本当にそうなのか?本当に大問題だったのなら、政府はもっと早く手を打たなければならなかったはずだ。しかし、過去に本気になって人口増加を行うような施策を考えたと思えるような事例はないのではないか?今でも、政府は少子化対策などと言っているが、若い人たちが子供をたくさん持とうというような気持ちにさせるような政策は打ち出していないように思う。
上のグラフは総務省が作成した日本の人口の推移と、今後の予測である。
これを見てもわかるように、日本の人口が終戦時(1945年)の人口になるのは、2060年頃だ。明治のはじめ頃の人口になるのは、2100年以降である。
そもそも、人口が減ると何が問題になるのか?人手が足りなくなると、老人を見る人がいないとか。それでも、昔はもっと少ない人口でも、人口に起因するような問題はなかったのではないか?戦争をするときに兵隊の数が少ないなどという話は出てくるかもしれないが。
現在、大きく問題にされているのは、老人の比率が上がり、その老人の面倒をみる人があまりにも少ないということが、言われている。しかし、今その状況を作ったのは、老人たちであって、若者ではない。老人たちがどんな理由があるにせよ、子供をたくさん作らなかったからだ。そのために、自分たちが困るというので、騒いでいるような気もしないではない。
そもそも、日本の戦後の繁栄は人口が多かったからではないはず。それに、アメリカ、中国、ロシアなどの領土の広い国に比較して、狭い日本で、人口をそれらの国に比較して増やすというのは、おかしな話ではないのか?
人口が少ないほうが、住む場所も広く取れるし、ゆったりした生活ができる。食料なども人口が多すぎると、食い物がないと騒ぐことになるのだが、少ないなら、そういう心配もしなくて済む。
これからの世界は、どんどん自動化が進んでいくので、人手が必要となる作業はどんどん減っていくはずだ。最近、レストランなどで自動配膳をするロボットを見かけるが、ああいうロボットは色んなところで、出てくるように思う。
本当に大問題と思うなら、至急対策を考えないといけないと、政府も、野党も選挙民も騒がないといけないのだが、騒ぎは起こっていない。
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