2025年8月16日土曜日

靖国神社問題について

 様子の変わった靖国参拝

昨日8月15日は終戦記念日でした。この日には、首相や閣僚の靖国神社参拝が毎年話題になります。今年は石破首相が参拝を控え、玉串奉納のみを行いました。


しかし、例年とは異なる動きも見られました。象徴的だったのは、参政党の国会議員全員が靖国神社に参拝したことです。県会議員や市議会議員も参加し、党としての姿勢を鮮明に示しました。


その影響か、一般参拝者の数も増加し、年始の初詣を思わせるほどの賑わいだったと紹介するYouTube動画もありました。


私の考えの変化

私は10年以上前までは、A級戦犯の合祀に問題があると考え、首相が終戦記念日に靖国神社を参拝することには反対していました。


しかし近年、A級戦犯もまた戦争の被害者ではないかという視点を持つようになり、首相の靖国参拝に対して否定的な立場を改めました。


A級戦犯の判決への疑問

1. 罪刑法定主義に反している

A級戦犯とは、東京裁判(極東国際軍事裁判)によって戦争犯罪者とされた人物たちです。しかしこの裁判は、事後法の適用という形で罪刑法定主義に反していました。罪刑法定主義とは、「犯罪と刑罰はあらかじめ法律で定められていなければならない」という原則です。つまり、当時合法とされていた行為が、後に連合国側が定めたルールによって裁かれたのです。


2. 裁判の偏り

東京裁判では、連合国側の戦争責任は問われず、証言も連合国側のものばかりが採用されました。日本側に有利な証拠は却下されるなど、裁判の公正性には疑問が残ります。


判断するのは日本国民

東京裁判は、日本国あるいは日本国民として、こういう人は戦犯だと決めたわけではなく、連合国側の考えだけで、適切な弁護も受けないままに、裁判が行われました。本来この問題は我々日本人が決めないといけない問題で、その場合、有罪と決める法律がなかったことから、心情的には気になる点もありますが、東京裁判にあたったインド判事が言われるように、無罪だと思います。


昭和天皇のA級戦犯へのお気持ち

昭和天皇は判決前に病死した松岡洋右氏と有罪判決後に獄中で病死した白鳥敏夫氏を同列に問題視しておられたようで、A級戦犯についても同様に問題視されておられたと思われます。A級戦犯合祀後には、昭和天皇は靖国神社への参拝を中止されたのも、これが原因ではないでしょうか?


昭和天皇は直接A級戦犯の方々と、戦争を遂行されたので、色々の思いがあったと思います。しかし、彼らの行為を犯罪と決められる立場ではありません。むしろ、戦争責任者の1人とも考えられます。このことからも、昭和天皇も複雑な思いを抱いておられたのではないかと考えられます。


靖国神社へ行こう

靖国神社は明治以降の日本の戦争・内戦において政府・朝廷側で戦歿した軍人らを祀る神社として建てられています。これらの人たちに対して、尊敬と感謝の念を持って参拝するのが良いと思います。



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