公明党が自民党との連立を解消した件について、多くのメディアは「政治と金」の問題を主な原因として報じています。
しかし、私は、連立離脱の根本原因は、公明党がネット社会から完全に置き去りにされ、その結果として党勢が深刻に揺らいでいる点にあると見ています。
最近の選挙運動、特にSNSを活用した活動を分析しても、公明党の存在感は極めて希薄です。
現代政治において、インターネット上のツールを如何に活用し、有権者と直接繋がるかが、勝敗を左右する鍵となっています。それにもかかわらず、公明党のそうした先進的な活動は、ネット上はおろか、旧来の主要メディアでもほとんど話題になりません。
このような状況では、党勢が低迷するのは必然です。
元々、基盤である創価学会の会員減少という構造的な逆風がある中で、新しい支持層を取り込むための、目に見える具体的な対策がほとんど打たれていないのが現状です。
このままデジタル時代への対応を怠り続ければ、公明党は連立を離脱しようがしまいが、政治の場における影響力を急速に失い、弱小政党化していくことは避けられないでしょう。
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