2026年2月27日金曜日

ドジョウの負け惜しみ

 今日の毎日新聞朝刊に、「ドジョウの負け惜しみ」という表題のコラム記事がありました。

この記事の中では、野田佳彦氏のコメントに対して、泉健太氏らが**「正直、感覚が鈍っているということだ」「野田氏はいつもビラを配る。それで民意を測っていた。それは絶対違う。同じ時間をちゃんとネットに向き合ってコメントを読んでくれ」と指摘した**ことが書かれています。

さらに、中道の岡田克也元外相による「ネットでデマや批判が渦巻いていた」という愚痴に対しても、泉氏は「デマ扱いしてしまうからだめなのだ。そうではない」とたしなめたそうです

そして記事は、結論として『保守・リベラル以外の座標軸が絡んでいるのは間違いない。紙に印刷された活字を読む人と、電子端末の動画を主に見る人の間に断絶とずれがある。選挙が従来の意味での選挙になっていない。』としています。

中道が今回の衆議院選挙で敗北した原因についてはいくつかあると思いますが、この記事に書かれているように、中道が「ちゃんとネットに向き合ってなかった」ことも、大きな原因の一つと考えられます。

しかし私は、それよりも「中道改革連合」という政党が、急にドタバタと立ち上げられたことこそが、最大の原因だと思います。たとえは良くないかも知れませんが、「平家が水鳥の羽音にびっくりして戦場から逃げ出した」のによく似た現象ように思います。高市早苗総裁の勢いにビックリして、あわてて新しい政党を立ち上げたのではないでしょうか

単純に選挙を数の論理で考えて、「それで勝てる」と考えたのも良くありませんでした。新しい政党を立ち上げて、どんなことをしたいのか、有権者に明確に示すことができなかったのです。

また、中道の敗北という問題とは別に、この毎日新聞の記事の最後の言葉、「衆院選は戦後の重大な岐路となった。そう考えて投票した人はどれだけいたか。」には、ちょっと違和感を覚えます

この記事は、「自分はきちんと考えて投票したが、一般国民はそういう事も考えずに投票した」という、上から目線の結論で締めくくられています。記事を書いた記者にとっては、今回の選挙が今までの意味の選挙とは異なっていて、残念な結果になったということなのでしょう。

しかし、残念ながら世の中は従来のメディアからネットへ大きくシフトしており、それに大きく影響を受ける選挙へと変わってきています。その傾向は今後、更に強まっていくと考えられます。そこに政党もメディアも果敢に対応していかなければ、大きく遅れを取ってしまうのは明らかだと思います。


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