2016年7月7日木曜日

兵庫県立国見の森公園のミニモノレールは乗って見る価値がある

昨日、兵庫県の宍粟市(しそうし)にでかけた。

もともとはちぐさ高原ネイチャーランドのユリを見るためにでかけたのだが、そのユリがあまりうまく育っていなくて、あまりいい写真が撮れなかった。ちょっと残念。ネイチャーランドの人も今年は雪の量などが少なかったのと、ユリが病気に掛かっているものがあったりして、良くない状況という話だった。




そのまま引っ返すのはもったいないと、その場でネットで探しだしたのが、兵庫県立国見の森公園だ。ネイチャーランドからは1時間ほどかかる。お昼を過ぎていたので、ちょっと動きまわる時間はないなと考えていた。

そのホームページでミニモノレールが公園の中を走っているという記事を見た。しかし、読んだ時にはいわゆる子供向けのモノレールで、他愛のないものだろうと想像していた。

公園に到着してすぐにモノレールの駅が見えた。歩いて行くと、公園の係の女性から「モノレールに乗られますか?」と声をかけられた。乗っても、すぐに帰ってこないといけないのですが、という追加の説明もあった。

せっかく来たのだから、子供だましのミニモノレールでも一応公園の中を回って様子をみようかという気持ちで、「乗ります」と言ってしまった。

ミニモノレールに乗ったのは私達二人だけ。あとは、声をかけてくれた係の女性(案内係)と、整備をしている男性だけ。

すぐに出発した。出発してすぐに分かったのだが、このミニモノレールは半端じゃ無いということである。





急勾配の山をゆっくりと登って行くのだ。それも真っ直ぐではなく、曲線の軌道を進んでいく。山を登って行くものにはケーブルカーやロープウェーがあるが、その軌道は直線だ。ところが、このミニモノレールは曲線の軌道を登っていく。

それも傾斜がきつい。一番傾斜のきついところでは、38度くらいだそうだ。スキーのジャンプ台の傾斜に近いとか。

山の急な勾配を登っていくので、普通のモノレールでなく、レールの下についている止め(ピニオン)を一つづつ捉えながら、進んでいくモノレールだった。そうでないと、山を登っていけない。ケーブルカーは車体をケーブルで引き上げていくことで登っていくのだが、このミニモノレールは車体の下についたラック・アンド・ピニオンという機構で動いている。車体の下についている歯車が、レールの下にあるギザギザの歯形のついた板の上を転がっていく構造になっている。



約20分間の乗車で終点に到着した。そこから車いすでも行くことのできる展望台が15分位で歩いていけるそうだ。今回は残念ながら下りのモノレールが10分後に出るということで、行くことを諦めた。

もちろん、時間をかければ歩いて降りる道もあるので、歩けばよかったのだが、帰るのを急いでいたためである。そのかわりに公園内にある滝には5分ほど歩いて行ってきた。ここもおすすめのスポットである。

公園内はいくつかのハイキングコースが用意されているので、公園内を歩くつもりで出かけるのが良さそうだ。

なお、モノレールは空いていれば予約を入れなくても乗ることができるが、事前に予約を入れておくのが良い。乗るのは無料。これにも感激した。

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