2018年11月5日月曜日

12月にリリースされるChrome 71の迷惑広告対策

Googleは11月8日のChromium Blogで、12月にリリース予定のChrome 71以降の2,3回のリリースで、押し付けがましい広告や誤解を与えるような広告をブロックする能力を改善する計画だと発表した。

ブラウザでネットを見ているときに、知らないうちに自分の意図しないWebサイトに飛んでしまうことを経験した方は多いと思う。こういう動作をなくす改善を行うというのだ。

不正なコンテンツというのは以下のようなものだ。(これはGoogleのサイトからの引用である)
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不正なコンテンツ
不正なコンテンツとは、ユーザーを誤解させることを意図したもののことを指します。下記のいずれかの条件を満たす場合、不正なコンテンツと見なされます。

サイト上のコンテンツはすべて Google で審査されます。自社のドメインから配信されているかどうかは関係ありません。たとえば、サイト上の iframe や動画プレーヤーに読み込まれるコンテンツも、サイトの一部と見なされます。

偽のメッセージ
チャットアプリや警告、システム ダイアログといった通知の類に似ている広告などの要素で、クリックすると広告やランディング ページが表示されるもの。

予期しないクリックを誘発する領域
透明な背景や非表示のページ要素など、通常はクリックできない領域で、クリックすると広告やランディング ページが表示されるもの。

誤解を招くサイトの動作
スクロールバーや再生ボタン、「次へ」の矢印、閉じるボタン、ナビゲーション リンクなどのページ機能で、クリックすると広告やランディング ページが表示されるもの。

フィッシング
個人情報を盗もうとしたり、ユーザーをだまして個人情報を提供させようとしたりする広告やページ要素。

自動リダイレクト
ユーザーの操作なしでページを自動的にリダイレクトする広告やページ要素。

マウスポインタ
移動やクリックのマウスポインタに似ている広告やページ要素で、ユーザーをだまして操作させようとするもの。

不正なソフトウェアや望まれないソフトウェア
不正なソフトウェアや望まれないソフトウェアをユーザーのマシンにインストールさせるために、そうしたソフトウェアを宣伝、ホスト、またはリンクする広告やページ要素。

ブランド表示がない広告や、誤解を招くブランド表示を含む広告
実体不明のビジネスや架空のビジネスを宣伝または表示する広告。たとえば、商品やサービスに関する一般的な説明があるだけで、会社名、ブランド名、ロゴがない広告やページ要素。
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上にあげた項目に合致するWebサイトはブラックリストに入れて、Chromeで表示されるときいはその広告は取り払われるようになる。

その詳細はGoogleの「Web Tools」の中にある「広告に関する問題レポート」に説明がある。

これに違反したWebサイトにはGoogleから、Google自身が問題のある広告を除去するのではなく、サイトの作成者に問題箇所を30日以内に取り除くように依頼し、対策が取られない場合には広告を表示できなくすると言う。

確かに、Webサイトで白紙のところをクリックしたら、全く意図していないページが表示されたり、新しいタブが開いたりすることがある。こういう動作はブラウジングをしていて、邪魔なものだった。これが解決されるのはありがたい。

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