マイクロソフトはWindows 7のサポートを2020年1月14日にやめる。この期限は一度延長されているが、今度は本当にサポートをやめるはずである。
このサポートをやめるというのはどういうことなのか?
まずは、マイクロソフトからのセキュリティのためのアップデートが行われなくなる。すでに、Windows VistaやWindows XPはセキュリティのアップデートが行われなくなっている。
Windows 7は2020年1月14日になると、やはりVistaやXPと同じ状況になる。つまり、いくらセキュリティ・ホールが見つかったとしても、その対策は行われない。
その対策として、自分でウィルス対策ソフトを使用したとしても、完全な対策にならない。もともと、ウィルス対策ソフトは二重、三重の対策ではなく、一重の対策を施しているだけなので、破られやすい。さらに、ウィルス対策ソフトそのものも古いバージョンのWindowsについては、対策が疎かになる可能性が高い。
次に、アプリケーションなどを作成しているソフトウェア会社そしてハードウェア会社もそのサポートをやめてしまうことが考えられる。そのサポートはあるとき突然なくなるというわけではなく、徐々になくなっていく。
例えば、Windows XPでは、サポートが終了したのは2014年4月8日であるが、Chromeはその2年後の2016年4月までサポートを行っていた。Firefoxは2018年6月までサポートしていた。
従って、Windows 7でもこれと同じようなことが起こると考えられる。Windows 7のサポートが終了して、2,3年経過すれば、3rdパーティーのソフトはサポートが終了すると考えておいたほうが良いだろう。
また、新規のハードウェアはサポートされない可能性が高い。新しいプリンターやスキャナーなどを見てみると、よく分かるが、古いバージョンのWindowsには対応しない場合が見受けられる。そのバージョンのためのドライバーの作成を行わないためである。
最近のインテルのCPUはWindows 7や8のサポートを行っていない。もちろん、Windows 7や8はサポートされる状況にあるのだが。
ところで、このサポートというのはどういう意味なのか?
技術的にはいくつかのタイプのサポートが考えられる。
Windows 10については、半年ごとに新しいバージョンのものがリリースされアップデートが行われる。このアップデートは18ヶ月間のサービスである。この間、セキュリティのアップデートが継続的に行われる。従って、半年ごとにアップデートしておけば、ずっとそのままセキュリティのサポートは継続されていることになる。ただし、ある特定の時期のバージョンのままにしておくと、それは18ヶ月後にはサポートが受けられなくなってしまうというわけだ。
そんなわけで、Windows 7をまだ使用している人は、そろそろWindows 10への移行を考えたら良いのではないだろうか?
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