2022年11月1日火曜日

ロシアのウクライナ軍事侵攻について:仕掛けたのは誰か?

 ロシアがウクライナに軍事侵攻してから先月24日で8ヶ月が経過した。


ロシア側が一方的にウクライナに進行したようにみえるので、日本のマスコミなども含めてロシア悪人説での報道が多い。先に手を出したのがロシアなのでどうしてもそう見えてしまう。


私は最初のうちはそうだなと思ったし、今も戦争が早く終わるにはロシアがウクライナから撤退するのが良い思う。


しかし、最近になっておかしいなと思いだしたことがある。


一つはロシアがなぜ突然ウクライナに攻め込んだかだ。一般的には、ロシアは数日のうちにウクライナのキエフまで占領できると考えて、攻め込んだと言われている。しかし、あの時期にどうして攻め込むのか?それには、理由がほしい。何の理由もなく単純に攻め込んだと考えるのは問題だ。


考えられる理由としては、ウクライナのゼレンスキー大統領が、反ロシア的な態度と発言を行ったというものだ。彼は全く政治家としてはど素人で、そのためにウクライナ経済は低迷した。その挽回策として、対ロシア強弁の態度を取り、NATOへの参加をほのめかす言動を示し、国民の人気を取ろうとした。これは一つの理由として考えられる。


しかし、ゼレンスキー大統領が彼独自の判断で、そういう方向を打ち出したかは、疑問が残る。


もう一つおかしいと思っているのは、NATOのウクライナの支援が限定的であることだ。どうしてもう少しマシな支援をウクライナにしてやらないのか?これまでの支援でも十分な支援をしていると考える人もいると思う。


しかし、今までの支援を見ていると、戦線の状況を見ながら、ウクライナが負けないようにしているが、逆にロシアが簡単には負けないようにしているのではないかとも思える。戦車や大砲、その他の支援策にしても、ウクライナに提供するのは古い機器で、最新のものは極力提供していない。支援の量も大量ではない。少しずつ出してきているという感じだ。


さらに、戦車や大砲など、提供する時期ももっと素早くやればできるものを、じっくり時間をかけて提供している。適当な時期というよりは、提供は遅い。


この状況を見ていると、ロシアとウクライナの戦いが長期化するのを期待しているような支援の仕方だ。長期化すれば、ロシアもウクライナも疲弊していく。それがNATO諸国にとって一番いい解決策だと考えているかのように思える。


長期化すれば、自分たちの持っていた古い戦車や諸々の兵器などをウクライナに提供することで、古いものを捨てることができる。(どこでも古い軍需品と最新のものに変えたいものだ)ロシアとウクライナが疲弊した段階で手を出せば、NATOの被害も少ない。新しい軍需遺品の試しもできる。


確かに、戦争が長引けば、自分たちも影響は受ける。特にロシアからのガスが来ないことになり、冬場を過ごすのにカネがかかる。他にも経済的な影響は大きいものがある。


しかし、それにも増して、ロシアが疲弊してくれることは、自分たちの平和のためには良いことで、これに引き換えられるものはない。


改めて、ロシアのウクライナ侵攻を見てみると、ロシアの侵攻そのものが西欧諸国から仕掛けられたと考えても良いように思えてくる。プーチン大統領に今がいい時期だよとささやくだけだ。


2014年にクリミア半島をロシアに占拠されて以降、長い時間をかけて、NATOはウクライナへの軍事支援を行っている。現在の戦況を見ていると、それが実際効果を発揮している。ウクライナの軍隊がこれほど強かったとは、ロシアは考えていなかったようだ。NATOは着々と準備を進めていたわけだ。


そして、ほぼ準備が整ったところで、ロシアがウクライナに進行してくるように仕向けたのではないだろうか。ウクライナが軍事大国になってしまったあとでは、ロシアは侵攻してこないので、今がちょうといい時期だったのではないだろうか?





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