毎日新聞の記事によると、山形県鶴岡市で路線バスの運行便数を4倍に増やし、バス停を20カ所以上も新設したという。
こういう施策を行った結果、1ヶ月の乗客数が前年同期比3倍の4500人に急増したそうだ。
それにはまず、バスを12人乗りのワゴン車に小型化し、便数を12便から48便に増やした。さらに、バス停もその間隔を300mの基準にして、増やした。
最近の地方の交通機関の衰退を見ていて、これでは誰も使わなくなるだろうと思っていた。乗ってもらうためには、せめて15分に1回はバス停に来てくれるようにしないと、バスに乗る気にならないと思っている。いちいち、今日は何時にバスが通るのかを確認して、そのバスに乗らないと街に出ていけないなんていうのでは、使う気にならない。
ただ、こういうことをするには、人件費やガソリン代などがたくさん必要になり、利益が出ないのではないかとも思っていた。
しかし、1時間に1便すら来ないようなバス路線では、利用する客が減ってしまい、結局は儲からない路線になっている。
それよりも、今回のような対策をして、利便性を高めて、儲かる路線にする工夫をするのは良いことではないか。
まだ、この試みは始まったばかりで、継続してうまく運用できるか、確認しないといけないが、興味深い試みである。
バス路線だけではなく、鉄道でも、こういう試みを考える必要があるのではないか。
例えば、もっと小型の電車を作るとか、駅も改札口などもない小さな駅でいいから増やすとか。
更に言うなら、運行システムをデジタル化して、利便性を高めるということなども考えると、いい方向に進むようなきがするのだが。
毎日新聞の記事は以下のところから。
https://mainichi.jp/articles/20221121/k00/00m/020/080000c
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