2025年10月13日月曜日

絶景の空中ドライブ!嵐山・高雄パークウェイ体験記(10月上旬)

 10月3日、京都の花園妙心寺を訪れた帰り道、嵐山・高雄パークウェイをドライブしてきました。

「行楽シーズンで京都市内はきっと混雑しているだろう」と考え、市内を歩くよりも山の中のドライブを選ぶことに。このドライブウェイの存在は初めて知ったのですが、ネットで調べると景色が良さそうだったので、急遽立ち寄ることにしました。

妙心寺からは約30分ほどのドライブで、高雄側の入口に到着。入口の料金所には係の人がおらず少し戸惑いましたが、自動精算機でスムーズにカード決済ができました。高雄口を探すのに少々手間取ったものの、無事パークウェイに入ることができました。

事前にネットで調べた通り、パークウェイ内には4つの展望台や、1000台を収容できる高雄駐車場など、設備は充実しているようでした。しかし、実際に訪れてみると、高雄駐車場をはじめ、どの駐車場も停まっている車は数台のみで、拍子抜けするほど閑散としていました。

ドライブ中、所々で色づき始めている紅葉も見られましたが、見頃を迎えるにはまだ2週間ほどかかりそうです。本格的な紅葉の季節には、このドライブウェイも車でいっぱいになるのだろうと想像しました。

中でも保津峡展望台からの景色はまさに絶景でした。この展望台には、下を通る保津川下りの舟に向けて振る「手振り旗」が置かれていましたが、残念ながら川下りの舟は見えませんでした。

しかし、代わりにトロッコ列車が真下を通るのを、上から見下ろすことができたのです!距離があったため、最初は何かわからなかったのですが、汽笛の音でトロッコ列車だと気づきました。トロッコ列車の運行時間は決まっているので、たまたまその時間に遭遇できたのは本当にラッキーでした。

続いて訪れた小倉山展望台からは、ついに保津川下りの舟を見ることができました。真下を悠然と通っていく舟は、一艘だけでなく、少し時間をおいてもう一艘。川まではかなりの距離があり、船に乗っている人の表情までは見えませんでしたが、多くの観光客が乗っている様子ははっきり確認できました。これなら、さきほどの展望台から手旗を振れば、きっと船上の人たちにも見えるだろうと思いました。

嵐山・高雄パークウェイは初めての体験でしたが、絶景を楽しみながら、トロッコ列車や保津川下りの舟に遭遇するという「おまけ」もついてきて、大変満足度の高いドライブとなりました。車窓からの眺めも素晴らしく、喧騒を離れて京都の自然を満喫したい方には、ぜひおすすめしたいドライブコースです。

動画をYoutubeに入れていますのでご覧ください。


https://www.youtube.com/watch?v=Nbm95zJenhA



2025年10月12日日曜日

AI教育が囲碁の「男女格差」を解消? 中国の自然実験から見えたジェンダーバイアスの「見えない壁」

 Youtubeでチーム未来の安野貴博代表が紹介された「教育分野の最新AI活用事例」の中に、非常に興味深いものがありました。それは、AIによる教育がジェンダーバイアスを解消する可能性を示唆する、中国の囲碁教室での「自然実験」の結果です。


1. 実験の背景:コロナ禍が作った「AI指導グループ」

この実験は、2020年9月から2021年7月にかけて、中国の大規模な囲碁トレーニング機関で偶然行われました。


きっかけは、新型コロナウイルスの影響です。 36人在籍していた教師のうち16人が隔離されてしまい、その教師たちが担当していた136人の生徒は急遽、AIの教師から指導を受けることになりました。


一方、残りの151人の生徒は引き続き人間の教師から指導を受けました。これにより、研究者の意図とは関係なく、「AI指導グループ」と「人間指導グループ」を比較する「自然実験」が図らずも実施されることになったのです。


2. 実験結果:全体的な成績向上と男女格差の解消

5ヶ月間の指導期間を終えた後、驚くべき結果が確認されました。


全体の勝率向上: AIから指導を受けた生徒たちは、人間の教師から指導を受けた生徒たちよりも、対局での勝率が5.6%高くなりました。


男女間の棋力差の解消: 最も注目すべきは、実験前に存在していた男子生徒の方が女子生徒よりも強いという棋力差が、AIによる指導後にほぼ解消されたことです。特に、女子生徒の成績が著しく向上し、男子生徒の上達スピードを上回ったのです。


3. ジェンダーバイアス解消のメカニズム:「見えない壁」の正体

なぜAI指導によって男女間の実力差が縮まったのでしょうか?


研究者たちは、人間の教師による指導の様子を録画した映像を分析し、この結果の背景にある理由を明らかにしました。


🔑 人間の教師には無意識の偏りがあった


分析の結果、人間の教師は無意識のうちに、男子生徒と女子生徒に対して接し方を変えていたことが明らかになりました。


具体的には、


男子生徒に対しては、より肯定的な言葉をかけ、否定的な言葉をかけることが少なかった。


この無意識のジェンダーバイアスが、女子生徒の学習意欲やパフォーマンスに影響を与えていた可能性が示唆されました。


🔑 AI教師が提供した「完全な公平性」


一方でAI教師は、生徒の性別によって態度を変えることはありません。データに基づき、全ての生徒に対して一貫性のある公平な指導を提供します。


AIは人間の教師が持つ「見えない壁」(無意識のバイアス)を取り払い、性別に関係なく、生徒が平等に学べる環境を提供しました。この指導の公平性こそが、女子生徒の潜在能力を引き出し、結果的に男女間の実力差を縮めた主要因だと考えられています。


まとめ:AIが示す教育の未来

この事例は、AIが単に知識を教えるだけでなく、人間の非意図的なバイアスを排除することで、より公平で効果的な学習環境を実現できる可能性を示しています。教育におけるAIの役割は、「バイアスフリー」な指導者として、全ての子どもたちの可能性を最大限に引き出すことにあるのかもしれません。



首相指名における「政策協定なき一本化」戦略の可能性

 公明党が自民党との連立を解消したことで、今後の首相指名選挙の行方が流動的になっています。


そうした状況下で、立憲民主党は、国民民主党の玉木雄一郎代表を野党統一候補として首相に推すべく、国民民主党をはじめとする他党にも協力を呼びかけています。


これに対し、玉木代表は、「首相になる覚悟はある」としながらも、「基本的な政策が一致していないのでは、指名してもらいたくない」という旨の慎重な姿勢を示しています。玉木代表の懸念の背景には、首相指名を受けることによって、入閣の要求や重要政策への譲歩など、事実上の連立政権運営の義務が生じるという認識があると考えられます。


一方、立憲民主党側が玉木代表を擁立しようと声をかけているのは、本来、共同で政権を運営する意思があるからこそと解釈できます。しかし、表面上は、具体的な条件や政策協定を提示することなく、「玉木代表の名前を書いてほしい」と呼びかけている状態です。


ここに、一つの「戦略的空白」が生まれます。


玉木代表がこの「政策協定なき一本化」の呼びかけをあえて受け入れ、何の約束も交わさないまま各党の票を集め、首相に指名された場合、文字通り、自らの名前を書いてくれた他党の意見に拘束されることなく、首相の座に就くことができます。


私は、この**「白紙の信任」による首相就任という手は、十分に「あり」得る政治的選択だと考えます。具体的には、「私の名前を首班指名の時に書いていただいて構いません」とだけ表明し、組閣やその後の政策運営に関する事前協定を一切結ばない**のです。


そして、首班指名が実現した場合、組閣人事を国民民主党主導で進め、閣僚ポストを独占することも可能となります。


確かに、このような形で誕生した政権は、国会内で安定した多数を確保できず、立法活動などで混乱を招く可能性が高いでしょう。しかし、そもそも、現状でどの党の代表が首相になっても、絶対過半数を確保できる見込みは低く、誰が政権を担当しても、政策の実現には同様の困難が伴います。


この「政策協定なき就任」という型破りなアプローチは、国民民主党の独自色を最大限に打ち出し、政治に緊張感と面白さをもたらすのではないでしょうか。


2025年10月11日土曜日

連立離脱の真因は「政治と金」ではない―公明党を蝕むネット社会からの孤立

 公明党が自民党との連立を解消した件について、多くのメディアは「政治と金」の問題を主な原因として報じています。


しかし、私は、連立離脱の根本原因は、公明党がネット社会から完全に置き去りにされ、その結果として党勢が深刻に揺らいでいる点にあると見ています。


最近の選挙運動、特にSNSを活用した活動を分析しても、公明党の存在感は極めて希薄です。


現代政治において、インターネット上のツールを如何に活用し、有権者と直接繋がるかが、勝敗を左右する鍵となっています。それにもかかわらず、公明党のそうした先進的な活動は、ネット上はおろか、旧来の主要メディアでもほとんど話題になりません。


このような状況では、党勢が低迷するのは必然です。


元々、基盤である創価学会の会員減少という構造的な逆風がある中で、新しい支持層を取り込むための、目に見える具体的な対策がほとんど打たれていないのが現状です。


このままデジタル時代への対応を怠り続ければ、公明党は連立を離脱しようがしまいが、政治の場における影響力を急速に失い、弱小政党化していくことは避けられないでしょう。



2025年10月4日土曜日

2025年10月5日(日)付毎日新聞の辛口数独の解き方

 10月5日(日)付の毎日新聞に掲載されている辛口数独の解き方を説明します。唐辛子のマークが5つついており、たいへん難しい問題という表示になっています。



問題は上のようなものです。




とりあえず、簡単にわかるところだけを埋めてみます。以下のようになります。



これ以上は単純な考え方だけでは数字が埋められない。少し工夫してみる必要があります。


下の図を見てください。中央上段の9つの箱に注目します。この図で2つの赤い直線で示した部分には「5」と「6」がその直線上にあります。従って、赤い四角で示した2つの箱のいずれかに、「5」もしくは「6」が入り、他の数は入りません。



これを利用すると、右側上段の9つの箱の一つに「8」が入ることがわかります。


それ以降も、難しいところもあると思いますが、じっくり考えれば解くことができると思います。

頑張ってみて下さい。



2025年10月1日水曜日

Geminiの助けを借りて、写真にタイトルを入れるWebアプリを作成しました

 最近、Gemini 2.5 Pro を活用して、簡単なPythonプログラムの作成に挑戦しています。今回は、写真の下部にタイトルを挿入するWebアプリを開発してみました。

準備段階:Flaskの基本を習得 💡

開発に取り掛かる前に、まずは「Flaskを使ったWebアプリ作成の基本」という動画を視聴し、基礎知識を習得しました。基本的な知識が不足していると、後々のプログラミングで無駄な時間を費やしてしまうと考えたからです。

Flaskを使ったWebアプリ作成の基本

動画をただ見るだけでなく、実際にコードを説明通りに作成し、動作確認を行いました。コードの入力には、Googleレンズを使って動画画面からコード部分をコピーする方法を取りました。この方法だと、非常に効率的に作業を進めることができました。

この動画を通して、PythonとFlaskを使ったWebアプリ作成の基本的な流れを理解することができました。


Gemini 2.5 Proとの協業でWebアプリ開発を開始 🤝

その後、いよいよGemini 2.5 Pro を使ってWebアプリ作成に取り組みました。

Geminiには、汎用的な「2.5 Flash」と、プログラミングなどの特定のタスクに適した「2.5 Pro」の2種類のモデルがあります。今回は、プログラミングに特化した「2.5 Pro」を選択しました。

まず、Geminiの入力欄に以下の指示を入力しました。

Pythonを使用して、画像にタイトルと名前を入力するWebアプリを作成してください。

その場合、Flaskを使用してください。

画像にタイトルと名前を入力する手順は以下のとおりです。

1.Webが開かれると、その画面に「瞬彩クラブ」というホームページのタイトルと、「写真にタイトルと名前の入力」というラベルが表示されている。

2.「写真にタイトルと名前の入力」をクリックすると、画像をパソコンから選択する画面が表示される。パソコン内の画像を選択してクリックする。

3.画像がパソコンの画面に表示される。画像の縦の長さを5%広げ、広げた部分は白色とする。

4.広げた白色の部分に、画像のタイトルと名前を書き込む準備を開始する。まず、画像のタイトルを入力する欄を作成し、表示する。入力時にまず、使用する文字フォントを指定する。フォントは主要な日本語のフォントをいくつか(例えばメイリオ、明朝体、ゴチック体、など)を選択できるようにする。文字のフォントのサイズは白色の部分の高さの0.8の高さとする。

5.タイトルは追加した白色の部分の縦横中央に配置する。

6.次に名前の入力を入力する欄を作成し表示する。名前は白色の部分の一文字分右端を空けた位置に、縦方向の中央に配置する。文字のフォントは、タイトルと同じものを使用する。

7.作成した画像を書き込むフォルダーを指定して、パソコンに書き込む。画像のfile名は取り込んだ画像のfile名の後ろに、「title」を追加した名前にする。


Geminiからは、以下の内容が回答として提示されました。

  1. 準備段階:必要なフォルダーの作成やライブラリのインストール方法の説明。

  2. プログラム:Pythonファイル2つとHTMLファイル1つ、計3つのコード。

  3. フォルダー構成:作成したファイルを配置するフォルダー構造の説明。

  4. 実行方法:実際のプログラムの実行手順の説明。


エラーからの学びと解決 🐞✅

指示通りにプログラムを実行してみたところ、エラーメッセージが表示されました。そのエラーメッセージをGeminiに提示したところ、すぐに解決策が返ってきました。原因は、ファイルのコードが「UTF-8」形式ではなかったことのようでした。

修正後、再度実行したところ、無事に自分のPC上でWebアプリを動作させることができました!


アプリの公開とPythonAnywhereの活用 🌐

自分のPCで動くだけでは本当のWebアプリとは言えません。そこで、「このアプリを登録するのにおすすめの無料Webサイト、あるいは方法を教えてください」とGeminiに尋ねてみました。

Geminiは、PythonAnywhere を使う方法を紹介してくれました。

PythonAnywhereをおすすめする理由

  • とにかく簡単: 専門的な知識(GitやDockerなど)が不要で、ブラウザ上の操作だけで完結します。

  • 無料プランで十分: 今回作成したアプリくらいの規模であれば、無料プランで十分に動作します。

  • ファイル管理が楽: ご自身のPCからファイルを直接アップロードできるので、直感的に作業できます。

さらに、Geminiは「PythonAnywhereを使った公開手順」を具体的に提示してくれました。

フォントファイルの設定など、いくつか改善点がありましたが、それらをクリアすると、PythonAnywhereのサイトでWebアプリを登録し、公開することができました。


まとめ:Geminiが実現した迅速な開発 ⏱️

ここまでの作業に要した時間は、2日間で合計5〜6時間ほどでした。もしGeminiの助けがなければ、これほど短い時間でWebアプリを作成することは不可能だったでしょう。Geminiのサポートによって、効率的かつスムーズに開発を進めることができ、大変満足しています。


絶景の空中ドライブ!嵐山・高雄パークウェイ体験記(10月上旬)

 10月3日、京都の花園妙心寺を訪れた帰り道、嵐山・高雄パークウェイをドライブしてきました。 「行楽シーズンで京都市内はきっと混雑しているだろう」と考え、市内を歩くよりも山の中のドライブを選ぶことに。このドライブウェイの存在は初めて知ったのですが、ネットで調べると景色が良さそうだ...