新聞の投稿欄に、思わずクスッと笑ってしまう次のようなコントが掲載されていました。
妻「北海道へ行きたいな」
夫「クマがおる」
妻「沖縄は?」
夫「ハブがおる」
妻「家にいるしかないの?」
夫「おまえがおる」
(どこならいいのよ!・62歳の妻)
北海道には熊、沖縄にはハブ、そして家には(危険生物としての)妻がいる、という見事なオチです。
今回は、この軽妙な掛け合いをAIツールを使って動画にしてみることにしました。
1.Google Geminiで動画作成に挑戦
まずはGeminiにこのコントを渡し、動画用の脚本(プロンプト)を作成してもらいました。
さっそくGemini上で動画生成をスタートしたのですが、どうしても「沖縄」のシーンだけ動画を作ってくれません。
「この種類の動画は作成できません。他にお手伝いできることはありますか?」
とエラーメッセージが表示され、作業が中断してしまいます。どうやら「ハブ」という言葉が危険物・有害なコンテンツとみなされ、ブロックされているようでした。
そこでGeminiに「なぜこの動画が作成できないのか?」と理由を尋ねてみたところ、以下の回答が返ってきました。
「ハブ」という単語(危険生物・危害フィルター)
AIの安全フィルターが「ハブ(毒蛇)」を危険生物や毒物、危害リスクと誤検知してブロックすることがある。セリフの直接指定(ディープフェイク防止・発話制限)
特定のセリフを喋らせようとすると、口元の同期制限や肖像・音声生成の安全基準に触れる場合がある。2カット以上の複雑な掛け合い
「妻を映す $\rightarrow$ カメラが夫へパン $\rightarrow$ 夫を映す」といった複数動作を1つのプロンプトに詰め込むと、処理限界や構成エラーで弾かれやすい。
Gemini自身も原因を1つに断定はしていませんでしたが、状況から見てもやはり「ハブ」という単語が一番怪しそうです。
2.Google Flowで動画作成に挑戦
Geminiで試行錯誤しているうちに生成の利用制限がかかってしまったため、今度は「Google Flow」に切り替えて動画作成を試みました。
しかし、ここでもやはり沖縄のシーンでつまずきます。 最初の生成ではおかしなセリフが入ったものの、音声自体には「ハブ」という言葉が含まれていました。
そこで「もう少しクオリティの高い映像ができないか」とプロンプトを調整して再挑戦したところ、今度は以下のメッセージが出て生成が止まってしまいました。
「音声を生成できませんでした。別のプロンプトを試すか、フィードバックを送信してください。」
やはりここでも「ハブ」という言葉が安全基準に引っかかってしまうようです。
最終的に、沖縄のシーンは最初に生成できたカットから「ハブ」の音声を活かして編集し、各シーンをつなぎ合わせて1本の動画として完成させました。
完成した動画はこちら!
出来上がった動画をYouTubeに公開しています。AIとの格闘の末に完成した夫婦のコントを、ぜひご覧ください!
📺 動画:「旅行の行き先(コント)」
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