今回開催されたWindowsイベントのなかで、Windows 10 Sが発表された。そしてそれを搭載したパソコンも紹介されている。
Windows 10 Sは、そのアプリがWindows Storeからだけ購入できるという制限がかかったものである。そのものはWindows 10 Proから余計なものを取り除き、軽量化して、OSの起動をChromebook並に改善している。
さらに価格も189ドルという低価格のものが提供されており、この価格もChromebook並になっている。
このWindows 10 Sは教育機関向けのものということだが、従来から教育用に使用されたパソコンは、それを利用した学生が卒業したあとでもそのOSが搭載されたパソコンを使うという傾向があることから、OSの拡販という意味では従来から大きな位置づけになったいる。
このWindows 10 Sでブラウザの使用をEdgeに限ってきた(正確には検索エンジンの使用制限)というのは、GoogleのChrome対策という意味で大きな意義がある。Windowsマシン上でもChromeのシェアが大きく伸びており、Edgeが劣勢にたっているという状況を踏まえるとマイクロソフトの焦りが感じられる。
もともとWindowsは、マイクロソフトからいろいろとアプリケーションが提供されているが、原則として他社のアプリケーションをオープンに受け入れることにより、その利用の幅が広がった。それにより、他社のOSが参入してくるのを阻止してきたのだ。
しかし、今回のWindows 10 Sの戦略はその原則に反している。他社のアプリの参入に制限をかけてきているのだ。
これが吉と出るか、凶と出るかは今後のパソコンの売れ行きを見ていかないとわからない。ただ、マイクロソフトとしても、徐々に教育業界に浸透してきているGoogleのChromebookの対抗策を実施しないと、それは将来WindowsがChrome OSに乗っ取られるという事になりかねないと見ているからだろう。
これに対抗するのに、Googleはどんな戦略を打ち出してくるか、興味深い。Window 10 Sの出現を待つまでもなく、以前からこういう状況は予想できたわけであり、GoogleのOSがスマホ(Andorid)だけでなく、パソコン(Chrome OS)まで大きなシェアを伸ばしていくという戦略は以前から持っているはずだから、着々と準備しているだろう。
私としては、こういう競争があることによって、ますます我々ユーザーにとっては使いやすくて、しかも価格も安いパソコンやスマホが提供されることを期待したい。
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