2022年7月18日月曜日

日本は146カ国中116位…「男女平等指数」

 7月13日、世界経済フォーラムが発表した「ジェンダーギャップ指数」。男女平等の達成度を数値化したもので、今回の日本の順位は、146カ国中116位だったそうだ。


以前からこの結果には何かおかしなものを感じていた。私も海外には結構出かているので、この結果にはいつもびっくりしている。本当に日本はそんな順位にあるのだろうか?


確かに、女性議員や閣僚の少なさはあるような気がする。また、女性管理職の少なさもそういうのはありうるかもしれないと感じる。


ただ、収入格差などに関しては、ちょっとどうかなという気分だ。確かに、収入格差で男女間の格差はあるのだが、他国に比べてどうか?他の国でもかなりの男女間格差はあるような気がしている。


例えば、米国でも男女間の給与格差はある。その証拠に女子サッカー選手の給与を男性並みに引き上げようという動きが出ている。これは米国だけでなく、欧州でもサッカー選手の給与には明らかな給与格差がある。


これはサッカーだけでなく、ほとんどのプロスポーツにある格差だ。


男女間格差が少ないと言われるアイスランド出身の女性が、日本の焼肉屋でサービスを受けた時に、男性には焼いた肉を2枚、女性の彼女には1枚配布したと言う。これも男女間格差だとか?私も原を減らしているので、男性と同じ量の配布をしてもらいたいと。


こんなのを男女間格差というのか?むしろ、女性を丁重に扱うからこそ、焼肉の配布する枚数を少なくしたはずだ。日本流の細やかな気配りが解っていない。その証拠に彼女が即座に肉を平らげてしまったら、その場で次に肉が彼女に配布されているはずだ。


日本では多くの家庭が、男性がもらってきた給与は、皆奥さんに渡してしまい、自分の小遣いは、奥さんからもらうという形態を取っている。奥さんも稼いでいるのに、実際の家庭の事はすべて旦那の給与から出しているというようなことがある。つまり、家庭の経理は女性の方で握っている割合が高い。こういう点などがあまり考慮されていないのではないか。


結局、この男女間格差というのは西欧流に定義した測定方法で、判断したものであって、日本流で定義したらもう少し違った結果になると思われる。


そもそも、「Lady first(レディファースト)」などという言葉が英語にあるのは、もともと女性を低く見ているから出てくる話なのだ。実際に目に見てわかるような場面では、女性優先をする。しかし、陰では男性優位を保っている。


そういう人種が考えた男女間格差の定義なのだから、用心して結果を見ないといけない。こういう表面的な数字だけで、男女間格差を測っているのに、それに騙されてしまう人が多いのも問題だ。


こういう議論をすると、あなたは男女平等論者じゃないと言われそうだ。私自身は男女平等論者と思っている。そして、それを実現するにはこういう薄っぺらな基準で男女平等を測定して、議論しないでほしいと思っている。そうでないと、真の男女平等は実現できない。


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