今回の都知事選で気づいたことをいくつか上げてみたいと思います。
その一つが、選挙ポスターの掲示です。
東京都の知事選では、立候補者数が大幅に増加して、選挙ポスター貼る場所がないという事態が発生した。
これまでの選挙では考えられなかったことである。原因はN党(NHKから国民を守る党)の
候補者が30名近くになったことが原因で、こういう事態になってしまった。
巷では、N党はけしからんという意見が出てきている。確かに、こんな想定外の立候補者を一つの党でたくさん擁立して、しかもほとんどが当選する確率の低い人達で占めていた。ただ、N党の党首の立花氏の話によると、選挙法には全く抵触しないやり方だそうだ。
立花氏によると、まずは、これにより問題提起をしたかったということである。
そもそも、選挙ポスターというのは皆さん見ているのか?ほとんどの人が見ていない。見たとしても、じっくりは見ず、通過している人が大半ではないか。私も見ているが、見過ごしているという状況だ。
見ていても、名前だけで、その人の政策など、意見が全くわからない。顔と名前とキャッチフレーズだけ。こんなので、投票するというのが土台おかしいのでは?
東京都は広いので、ポスターを貼る場所はたくさんあり、一人の候補が誰も助けも借りずに、全部の場所にポスターを貼るのは大変な時間と、費用がかかる。大量のポスターを印刷するだけでも経費がかかる。これは、バックに組織を持っている人と持っていない人、ポスターを貼るための費用を捻出できる人と、できない人で格差を生んでいる。ちなみに、板橋区だけでもポスター掲示場所は約500箇所ある。板橋区だけでも、全部貼るのに相当時間を取られそうだ。東京都は、奥多摩から、伊豆諸島、小笠原諸島まで、広がっている。
逆に、選挙を実施する側としても、掲示板の設置をそこらじゅうでやらないといけない。この費用も莫大なものになる。
選挙ポスターなどはやめて、インターネット掲示板にすれば、誰でも簡単に全員のポスターを見ることが可能だ。費用も殆どかからない。かかる費用も、候補者で格差が出てくるわけではない。全く、平等である。どの地域からも見ることができる。
インターネットでは、ネットを使うことのできない人が、ポスターを見ることができないという話がある。しかし、今のポスターでも全員が見ることができるわけではない。寝たきり老人や、仕事で忙しい人など、見ることができない人がたくさんいる。それなら、インターネットで、掲示板をやったほうが、見ることができる人を増やすことになると思うのだが。
いずれにせよ、選挙ポスターに問題があることがわかった。
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