2024年7月12日金曜日

東京都知事選で気づいたこと(その3)

 東京都知事選で石丸伸二候補が推進したいと言っていたのが、東京の災害対策として、地方への分散を図るというものだった。


彼は都知事になるつもりで立候補しているので、国の安全対策云々は言わなかった。これは国の問題である。


ただこの話を聞いて、東京へのさらなる集中は、大変な問題を抱えることになると感じた。私の感じたのは、日本の防衛に対するものである。


東京にはすでに日本の10分の1を超す人が住んでいる。便利さを考えるといい面もある。


しかし、国防という面を考えた場合、どうなのか?


ある国が日本を攻めようとしたときに、簡単にやるとすると、一番手っ取り早いのが、水爆を東京に落とすことだ。水爆を作るのは簡単ではないという話はあるが、日本の周辺国の、ロシア、中国、そして北朝鮮(ここは証拠はないが)は水爆を持っている。これらの国が日本を攻めようとしたときに、水爆を一つ落とすだけで、東京に住んでいる人々が全員死ななくても、大きな影響を受ける。そして、簡単に日本政府の機能は壊滅的な状態になってしまう。


普通、日本を外国が攻めるということを考えると、水爆などを落とすという戦略を取らないで、海をわたって、軍隊が攻めてくると考える人が多い。今の、ウクライナ戦争のような状況だ。


しかし、海に囲まれている日本を攻めることを考えると、海を渡っているときに、船が攻撃されてしまい。多大の損害を受けることを考えると、日本に対してはそれは効果的でないと思うはずだ。


水爆でなくても、ロケットによる大型爆弾の東京投下というのは、考えられる。第2次世界た一線のときにも、東京には集中的に爆弾が無差別に透過された。敵は日本の民間人のことなど全く考えていなかったようだ。


日本の防衛体制を考えたら、東京の一極集中は、絶対に避けないといけないことである。東京にある政府のいろいろの機関を地方に分散させて、万一のときに、国の機能が壊滅的な打撃を受けるのを、避けるべきだ。


不思議なのは、国防論を振りかざす右系の人たちでも、あまり東京集中について、危険だと指摘する人が少ないのはどういうことだろうか。


人口減少に伴う地方の荒廃を防ぐために、東京集中をやめようという石丸伸二氏の公約は経済的な理由から出ているのだが、国防という面からも、東京集中はやめないといけない。




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