(その1)では、多量のポスターの問題について話をした。
今回は政見放送についてだ。
その1でも多数の候補者が立候補したときの問題点をあげた。ついでに、政見放送についても、多数の候補者が出てくると、大変なことになる。
現在、都知事選では候補者の政見放送はNHK、MXテレビ、TBSラジオでやることになっている。今回は、N党から24名もの立候補があったこともあり、政見放送の時間が大変長い時間になった。全員が5分30秒の持ち時間で話をするのだから、全部の候補者の政見放送を流すには、大変な時間がかかる。NHKとMXテレビでテレビ放送、NHKとTBSラジオでラジオ放送を行ったが、従来にまして大変なことだったと思う。
それなのに、この放送も誰も見ていないし、誰も聞いていないと言ったほうが良いのではないだろうか。私は全く見なかったし、聞きもしなかった。
この政見放送も、インターネットでやれば、それで済む話だ。そもそも、全員の話をすべて聞いたり、見たりするというのは、皆さんやっていないのではないだろうか。
インターネットならば、それぞれの候補者が5分30秒話すのを、好きな時間、好きな候補だけ、見たり、聞いたりすることが可能だ。費用も殆どかからないと言って良い。
選挙のやり方が、百年前と殆ど変わらないやり方で行われている。インターネットやその他のインフラが色々と出てきているのに、全く選挙のシステムとして取り入れられていない。
以前もこのブログで話をしたことがあると思うが、投票のはがきが配られてくるというのも、早くやめたほうが良い。すべて、マイナンバーカードにすれば、良いのだ。投票所にマイナンバーカードを持っていき、それで本人確認をすれば、投票所で投票用紙をもらえるようにすれば良い。はがきを投票する人に配る手間がまず減る。
投票所で、はがきを確認して、パソコンに入力するというような人手をかける必要もない。端末を使用して、本人確認をすれば、投票に来たという入力は、その端末が自動的に行なってくれるようにすれば済む。パソコンに入力する人は不要になる。
いずれにせよ、選挙にこそ、デジタル化の推進を率先して行う必要があるのではないか。
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