表題のChrome OSがAppleを抜いたというのはちょっと比較の対象がおかしいし、米国の話だが、それのほうが分かりやすいだろう。
米国ではChrome OSが走るパソコンが、Apple社のデスクトップ、ノートブックを合計した数を上回ってきたという話がIDCの最近の報告から明らかになった。(ここ3ヶ月の間に売れたChrome OS版パソコンは160万台、それに対してMacパソコンは150万台だそうだ)
そのシェアを押し上げたのは、K-12 schoolと呼ばれている幼稚園から高等学校までの学校向けのパソコンである。米国ではそのパソコンの価格は85ドルということであるから、最近の円安のレートで見ても、1万円を切る価格である。
この学校向けのパソコンは、価格が安いだけではなく、学校向けのパソコンとしての機能が充実しているということのようだ。
Appleのシェアを抜いたからといって、デスクトップなどの大きいパソコンでのシェアはまだまだという話もあるし、Windowsパソコンに比較すればそのシェアは比較にならないほど小さい。しかし、こういうもののシェアというのは、針の穴ほどの小さな穴から水が漏れだすと、それが堤防を崩してしまうというたとえのように、じわじわと影響を与えてくるものと考えられる。
さらに、Googleはつい最近、Play Storeで販売されているアプリケーションをChromebookでも使用出来るようにするという話をGooglr I/Oで行った。つまり、Chrome OSの走るデスクトップやノートブックは、Android OSで走るアプリを簡単に入手することができるようになるというのだ。
その時期としては今年の秋を考えているようである。これが実現すると、走るアプリが少ないと言われていたChrome OSの弱点をかなりカバーする可能性がある。
これはChrome OSのシェアを増やすことになることは明らかだ。マイクロソフトもぼやぼやしていると、Chrome OSにWindowsの座を明け渡すことになるかもしれない。
それにしても、日本でのChrome OSのパソコンは人気がない。どうしてもパソコンはWindowsという意識が市場に染み渡っているからだろうか。たしかに、日本語対応などはWindowsに比較すると、劣るように思われる。しかし、これは時間が解決するように思える。私も、この秋か冬には新しくChromebookを購入してその使い心地を試したいと考えている。日本のメーカーも日本で日本語版のChrome OSパソコンを販売開始してくれることを期待したい。
2016年5月22日日曜日
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