ところがあじさい山公園の手前にあるあじさい街道に入った途端に、「あじさい山公園のあじさいは咲いていません」というような立て札に出くわした。
それでも、あじさい街道には紫陽花が咲いているので、ともかくあじさい街道をあじさい山公園に向かって歩いて行く事にした。あじさい街道は約3キロメートルと事前の情報で知っていたので、ウォーキングとしては往復6キロメートルで十分な距離だと考えたのだ。
じっさい、「あじさい街道まつり」というのを開催しており、街道沿いには紫陽花がたくさん咲いていた。最近の雨不足なのか少し元気の無いのもあったが、十分に楽しめた。
あじさい山公園に到着してみると、公園には紫陽花が見当たらない。というか、少し植え付けられた小さな株の紫陽花はあるのだが、所狭しと紫陽花が植わっているという宣伝文句からは考えつかない状態だ。
立て看板によると、あじさい山公園の紫陽花は花が咲かなくなったというのだ。原因は書かれていないのでわからないが、何らかの理由で花が咲かなくなったらしい。それも平成21年頃に逆上るようだ。1,2年前からというのではなく、相当長い間咲いていない。
ネットで調べた時にはそんな情報はどこにもなかった。というか気が付かなかったのだ。「あじさい街道祭り」のポスターには「現在あじさい山公園内では、あじさい再生活動を行っており見ることは出来ません」と小さな文字で注釈で書かれている。
どうしてこういう不親切なことをするのか、越生の街の人達に聞いてみたい。せっかく来たのに、あじさい山公園には紫陽花が咲いていないで私のようにがっかりする人がたくさんいるのではないだろうか。あじさい街道の紫陽花だけでも勝ちはあると思うので、実に残念なことである。
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