2021年1月25日月曜日

コロナウイルスの種々のデータを冷静に判断して感染防止対策を

 最近、日本のコロナウイルスの状況を見てみると、徐々に収まってきているように見える。私の利用している東洋経済オンラインのコロナウイルスのサイトのグラフを見ると、「検査陽性者数」と「入院治療等を要する者」では、1月初め頃から減少傾向に転じている。

しかし、「死亡者数」のグラフを見ると、まだはっきりとは減少と言えない。もうしばらく様子を見る必要があるだろう。しかし、入院者数が減ってきているということは、これから死亡者数にも影響を与えると思われるので、いい傾向だ。


「検査陽性者数」はPCR検査数に影響を受けるので、たくさんPCR検査をすれば、増加してしまう。それに比べて、「入院治療等を要するもの」と「死亡者数」は、人為的な操作による影響を比較的受けない数字だ。こういう数字を見て、しっかりコロナウイルスの状況を把握して、コロナウイルス対策を考えるのは大切である。


先日、「特捜部Q」という推理小説を読んでいて、この言葉はコロナウイルス対策に大切なことを示唆していると思った。それが以下の言葉だ。


「いったん恐怖に陥ったら、筋道の通った考え方も良識ですらも、いとも簡単に失ってしまうのが人間というものだ」


平家物語の中にも、宇治川のカモが飛び立つ音を聞いて、源氏の軍勢が急襲して来たと勘違いして、平氏の軍が散り散りばらばらに逃げ出してしまうという話がある。


我々日本人も、この平氏の軍のように、恐怖に陥ってコロナウイルスに対する適確な判断ができていないのではないだろうか。


マスコミなどのコロナウイルス報道により、日本人全体が恐怖に陥っているのでは?マスコミの報道なども、その報道がしっかりしたデータに基づいたものかどうかどうか、確認して読み取らないといけない。「PCR検査が増えれば、陽性者も増える」のだが、そうしたことを、「陽性者を感染者と言い換えて」、感染者数が増大しているという報道を繰り返しているマスコミの報道は、注意して見聞きする必要がある。


「PCR検査が増えれば、感染者も増える」というのは、NHKのニュースで聞いた言葉だが、そんな数字を使って、感染者数が増えた増えたと言っているNHKは、その報道をどう考えているのか。


厚労省のコロナウイルスの発表に基づく、東洋経済オンラインなどのグラフなどをきちんと理解して、コロナウイルスの状況判断することが大切だ。


以前から、居酒屋などでの感染が多いという報道があった。しかし、このデータもしっかりしたデータ取りをして得られたものではない。単に、新宿歌舞伎町などで集中して居酒屋などを対象に多くのPCR検査を行ったためだ。それが今では、居酒屋ではなく、家庭内での感染が一番大きいと言われている。


本来は、こういうデータは厚労省などが入手してくれれば良いのだが、実際にはどこで感染したかは、はっきりわからないというのが今の状況ではないだろうか。陽性者に「居酒屋に行きましたか?」と質問して、「はい」と答えた人は、居酒屋で、どこにも行っていない人は、家庭内で感染したというような判断をしているに過ぎないと思う。居酒屋に行ったからと言って、その後電車に乗ってその電車の中で感染したかも知れないのだ。大江戸線の運転手がたくさん感染したというニュースでは、水道の蛇口からの感染と言われたが、これをあくまで類推に過ぎない。たまたま、ほとんどの運転手が使う場所で、そこで多くのウイルスが見つかったからだろう。


自分の身を守るためには、恐怖に陥らずに、冷静に情報を判断して、対処することが大切である。


最近、Youtubeでコロナウイルスを煽らずに、データをもとにコロナウイルスの話をしていると思うものを、見つけた。良い意見を言っていると思う。以下の2つである。


https://www.youtube.com/watch?v=hog1myg3QPM


https://www.youtube.com/watch?v=AgGKjs0F7Es&list=RDCMUCBt2v8ieZMfllVYx3pdNccA&start_radio=1


これらの説明でも、それは本当かという話も少し含まれているように思うが、単にコロナウイルスを煽るだけのマスコミの報道よりもマシなのではないだろうか。「コロナウイルスおそるるに足らず」という上の2つのYoutubeを見て、それらの意見にも耳を傾けて、きちんとコロナウイルス対応をしたい。


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