2021年1月30日土曜日

コロナウイルスのPCR検査の陽性者を感染者と呼ぶマスコミは嘘つきだ

 NHKや各放送局、さらに殆どの新聞で、コロナウイルスの報道を行う場合に、PCR検査で陽性と判断された陽性者を感染者として取り扱っている。この呼び方は早急に変更すべきだ。


これは国民に陽性者数を感染者数として報道している。陽性者に比較すると、感染者はもっと少ない数字なのだが。マスコミは感染者数について、嘘の数字を報道していることになる。だが、ほとんど誰もそれに気が付かないか、気にしないでいるようだ。


はっきりした数字を私はわかっていないのだが、感染者数は陽性者数の5分の1以下くらいの数字だと考えられている。厚労省などはひょっとするとその数字を得ているのかも知れない。しかし、それを報道資料として発表したことはない。


本日の東京都の陽性者は633人ということだが、マスコミは感染者数が633人と言っている。実際の感染者数は養成者数の5分の1くらいとすると、130人くらいと想像できる。そのくらいの数字なのだ。


陽性者数と感染者数は全く異なっていることを我々はきちんと認識する必要がある。そうでないと、コロナウイルスがインフルエンザなどに比較して、多くの感染者が出ているように多くの人が勘違いしてしまう。(実際にはこういう数え方をしても、流行期のインフルエンザよりも少ない数字なのだが)


PCR検査で陽性というのは、検査のために提供された唾液や鼻の粘膜の液などの中に、コロナウイルスが含まれていたということに過ぎない。それもPCR検査により、10個にも満たないコロナウイルスがそこに発見されたというだけで、陽性と判断されているものもあるのだ。


唾液などにコロナウイルスが含まれていても、それが喉などの細胞の中に入らない限り、発症したと言えない。普通は人間の免疫力のほうが強くて、コロナウイルスが体内に入るのを防御してしまう。しかし、コロナウイルスが大量に細胞に付着したり、何らかの原因で免疫力が落ちている場合には、細胞の中に入ってきて、発症してしまう。これを感染したと言う。


インフルエンザでは、医者が患者の状況を見て、インフルエンザに掛かっていると診断し、それを感染したと言っている。なんの症状もない人にPCR検査をするわけでもなく、患者の症状で判断しているのだ。



上の表は昨日の厚労省発表の新型コロナウイルス感染症に関する報道発表資料である。この表には陽性者という表現は出てきても、感染者という表示はない。厚労省ははっきりと感染者と陽性者を区別している。


医者の中でもPCR検査で陽性になったらコロナウイルスが体内に入り感染したと思っている人もいるようだ。


そんなはずはない。それは例えば花粉症を考えてみればわかる。沢山の人が花粉が飛び交う時期には、花粉をたくさん吸い込んでいるのだが、花粉症に罹る人もいれば罹らない人もいる。


たぶん、花粉に過敏な人とそうでない人での違いもあるだろうし、花粉をあまり吸い込まないようにしている人は、そうでない人よりも花粉症にならない。花粉が多く飛んでくる地域の人のほうが花粉症になりやすく、多くの人が花粉症になっている。


コロナウイルスも発症するメカニズムは花粉症と変わらない。多くのコロナウイルスを吸い込んだ人がかかる確率は高いし、多くのコロナウイルスが飛んでいる場所に居た人が罹る率は高い。


単に花粉が喉に付着していても、花粉症に罹ったとは言わない。それと同じ取り扱いをコロナウイルスでも行うということだ。


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