マスコミの報道では、あと一週間の緊急事態宣言は延長される見込みというものが多い。しかし、実際の陽性者数の数や実行再生産数、その他のデータを見てみると、どうも収拾方向に向かいつつあるようだ。
以下のグラフはいつもの東洋経済オンラインのコロナウイルスのサイトから得たものである。
このグラフを見ると、「検査陽性者数」と「入院治療等を要する者」では数字が減ってきている。
また、「重傷者数」では発生数が減ってきており、移動平均線で見ると、マイナスに転じてきている。
ただ、死亡者数は依然として上昇傾向にあるようにも見える。しかし、これも陽性者や重傷者が減少傾向にあるので、近いうちに減少してくると考えていいだろう。
このところのPCR検査数はなぜか減少傾向にあるようだ。検査できる量は以前に比べると格段に増えてきているのだが、どういうことなのか、ちょっとわからない。ひょっとすると、なんの関係もない人を積極的に検査するということをやめているところが増えているのかも知れない。
実効再生産数は1月初めの頃がピークで、15日あたりから減少してきている。そして、最近ははっきりとその数字が1.0を切っている。つまり、感染拡大から収縮に転じていることをはっきりと示しているのだ。0.77ということで、100人陽性者が居たら、その人達が感染させるのは77人ということで、だんだん減っていくということになる。
気になるのは死亡者数がまだはっきりと減少傾向を示していないことだが、もう数日もすればそれがグラフに現れるのではないだろうか。
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