コロナウイルスの陽性者数や死亡者数が減少しない。日本だけではなく、欧米諸国でも米国や英国はロックダウンをしているのに、日本の数十倍の人数である。
この状況からみると、単にロックダウンしただけではコロナウイルス対策にはならないことが見えてきている。
菅首相もあまりはっきりしたことは言わないが、緊急事態宣言には積極的ではなかった。首相にコロナ対策を具申する厚労省の医療専門家の中には、緊急事態宣言を出すの渋った意見の人が多かったのではないか?ただ、マスコミにあおられた世論の状況を見て、やむを得ず出した印象がある。
ロックダウンでも防止できないとすると、我々個人でコロナウイルス対策をしないといけない。
以前から、コロナウイルス対策は「のどについているコロナウイルスを除くことだ」とこのブログで言ってきた。うがい、お茶を飲む、ルゴール液を吹きかけるなどの対策が良いと。コロナウイルスが細胞内に入らないうちに、流し去ってしまう。
以前から、コロナウイルスはごみ対策の技術で対応できるではないかというのも言ってきた。この点をもう少し踏み込んでみたい。
コロナウイルスは微細なごみのようなものだ。タバコの煙よりも格段に小さい。マスクをしていても、タバコのにおいは、近くで吸う人がいるとすぐにわかる。ということは、空中に浮いているコロナウイルスはマスクを通って鼻に入っている可能性が高い。だから、マスクをしているだけではコロナウイルスを防げない。
どうもコロナウイルスはある量以上が体の中に入ると、感染する率が高そうだ。これは私の推測なので間違っているかもしれないが、コロナウイルスをごみとみなして考えてみると、まんざら外れているようにも思えない。
コロナウイルスは感染者が息をしていると、その息について体の外に出てくる。あるいは、咳をすることで、そのつばに含まれて体外に出てくる。これ以外にはコロナウイルスが体外に出てくる可能性は低そうだ。
こうして患者の体内から外に出て来たウイルスは、地面に落ちたり、空中に浮遊する。それは目に見える小さなごみが、空中に飛び出し、しばらく空中に浮遊していて、そのうち地面に落ちる。そして、風が吹くなどしてまた舞い上がり、空中に浮遊する。
こうしたごみは、空中にずっと浮遊しているのではなく、そのうちテーブルの上とか、部屋の隅とか特定の場所におちて塊を作る。
目に見える小さなごみの動きを見ていると、コロナウイルスの飛び散り方にも参考になるはずだ。コロナウイルスもゴミ同様特定の場所にたまるのではないだろうか。それを人間が気づかずに手で触ったりして、結局口の中や鼻の中に入れてしまう。そして、その量が通常の量よりも多いと、のどや鼻の粘膜から体内に入り発症する。
目に見える埃と違ってコロナウイルスは目に見えないので、人は気づかないだけだ。
ペストが14世紀ヨーロッパで流行したときに、ポーランドだけは大きな被害を受けなかった。その理由として、食器や食卓を蒸留酒で拭くという習慣があり、それがペストの流行を妨げたと言われている。その習慣が廃れたようで、ポーランドもコロナウイルスの被害は大きい。
病原菌は異なるが、コロナウイルスもこの方法が役立つはずだ。できれば、埃が積もりやすいところは、蒸留酒と言わないでも、水できちんと毎日、毎食事に、食卓や食器を洗ったり、拭いたりすることは効果がある。コロナウイルスは微小なので目に見えないが、それがもしもう少し大きなごみのサイズでもあれば、誰でもテーブルを拭いたり、食器をきちんと洗って、ごみを落とそうとするだろう。
現在、一番の感染経路は家庭内と言われている。緊急事態宣言以降というか、その前から飲食店では客が変わったらすぐに、テーブルをアルコールで服など感染対策を実施している。それに引き換え、家庭内では外出後、手洗い、マスクなどはやっているが、衣服についたコロナウイルスの除去などはあまり行われていない。コロナウイルスは家のドアや窓からどんどん入ってきている。戸外のゴミが入ってきているのと同じように。それなのに、コロナウイルスがたまりそうなところの洗浄などは行われておらず、箸やグラス、皿などを共用したり、家族の皿の上にある食べ物を食べたりと、コロナウイルスの伝染を防ぐ対策がおろそかになっている。
家庭内にはコロナウイルスが空気中に浮遊していると考え、それが集まりやすいところにたまっているということを考え、コロナウイルス対策をするのが良いのではないだろうか?
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