2021年1月5日火曜日

2021年日本の防衛力をどうするのか

 昨年の話になるが、次期米国大統領のバイデン氏は、「尖閣諸島は日米安保第五条(対日防衛義務)の適用対象」と言ったそうだ。


ただし、問題はもし中国が尖閣諸島に軍隊を派遣し、占領したときにどういう対応をしてくれるのかである。わざわざ尖閣諸島に米軍を派遣して戦争を起こし取り戻してくれるだろうか?


たぶん、行わないだろう。米中戦争などが勃発するような行為には走らないと思う。ン本もそれだけで戦争に巻き込まれるのはゴメンだ。ただし、日米両国とも中国に抗議するということは行うだろうが。


尖閣諸島には誰も住んでいないのでまだしも、沖縄に軍隊を差し向けてきたらどうするのか?いまのところ、中国も流石に、米軍が駐留している沖縄本島には、軍隊を差し向けてこないだろう。しかし、そのうち、沖縄は中国の属国だったなどといい出して、平気で沖縄本島以外の島に軍隊を差し向けてくるかも知れない。その時、米軍は対応してくれるのだろうか?してくれない可能性はだんだん高まってきているのではないか?


沖縄くらいどうでもいいという人もいるかも知れないが、沖縄に中国が進出してくれば、そのうち日本も占領されてしまう可能性は高い。


こういう事態が発生しないために米軍は日本にいるはずなのだが、どこまで信用していいのか?


守らずに逃げ出してしまうという場合もあるが、逆に米国と中国が尖閣諸島において戦争を始めたとしたら、それは日本国中にも展開される可能性がある。つまり、日本は米中戦争の主戦場になってしまうことも有りえる。全面戦争にはならないで、日本だけに限った局地戦の展開になるということだ。そうなると、日本はどうしようもない状況に立たされる。


米国のトランプ大統領が米軍の駐留費用などの値上げ要求をしてきたときに、その要求が受け入れられなければ、米軍を日本から引き上げると啖呵を切ったことがある。


それは、単なる啖呵ではなく、本音かも知れない。米国の一部の人はひょっとすると、なぜ自分たちの軍隊を日本のためにおいていおかないといけないのか疑問に思っている可能性が高い。自分たちの国の若者が、他国のために命を落とすのは問題だと思うのは当たり前だ。今のところは、日本を守るのは米国を守るのに意味があると考えているから対応しているだけである。単なる親切心などで軍隊をおいてくれているわけではない。


この問題を解決するのは、ただ一つ、日本の防衛力を、日本を攻撃しては損だと思わせるくらいに高める必要がある。


日本政府はこの点では、防衛力強化に一定の努力をしている。昨年もいくつかの戦力強化があった。今年はさらに強力な戦力を追加して、安心して住み続けられる日本を守らないといけない。


日本の場合、大量の軍隊が上陸してくるとか、ミサイルが何発も飛んでくるとか、そういった状況になってしまってはいけないので、そうなる前に火消しするような防御策を考えないといけない。


日本は今まで米軍に守られているので安心という考えをする人が多かったと思うが、今年は、如何に日本自身で日本を守るかを真剣に議論する年にしたいものだ。そんな事は起こらないでしょうと安閑としている時代は過ぎてしまった。


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