2021年6月24日木曜日

コロナウイルスによる死亡者数の人種別比較

 コロナウイルスに関連する最大の謎として、「どうして日本や韓国、そしてオーストラリアやニュージーランドは、ヨーロッパや米国に比較して死亡者数が少ないのか?」というものだ。

この問題に関連して、わたしはアジア系の人種は白人や黒人に比較してコロナウイルスに罹りにくく、死亡者数も少ないのではないかと思っていた。しかし、それを確認するということは今まで行わなかった。


ひょっとすると、人種のルツボである米国では、この人種別のコロナウイルスによる死亡者数が統計データとして整理されているのではないかと思い、検索してみた。


そうすると、ありました。米国ならではという人種別のコロナウイルスによる死亡者数のデータが。



上のグラフは一つは「Statisca.com」のサイトのもので、米国でコロナウイルスによる死亡者数の比較である。

もう一つは「Covidtracking.com」のもので、10万人あたりのコロナウイルスによる死亡者数の比較である。


上のグラフで分かるように、米国では数字上はコロナウイルスで死亡した人の数では、白人が抜きん出ている。白人が6割ほどで、ヒスパニック系の人種が2割ほどである。


一方、10万人あたりでの比較では、黒人が多くて、ネイティブアメリカンがそれに続く。


以上の2つのグラフを見て驚いたのは、白人が多く死んでいるにも関わらず、実際に10万人あたりの死亡者数で言うと、それほど多くないということだ。私は白人の死亡数は人口比でも多いと思っていたので意外だった。


予想通りだったのは、アジア系の人種が死亡者数が少ないということだ。白人種のほうがアジア系人種よりも1.3倍ほど多い。黒人酒に至ってはアジア系人種よりも約2倍の死亡者数である。


このデータをどういう具合に読むかだが、この2つのグラフだけでは難しい。なんとなく考えつくのは、死亡者数は経済的な状態が悪い人種のほうが死亡者数が多いという傾向がありそうと思えるくらいだろう。


それにしても、アジア系人種はコロナウイルスには他の人種に比較して強いということがわかる。これは経済的な理由だけでは説明がつかないように思うのだが。




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