この問題はコロナウイルスが昨年春に流行りだしてから発生しているもので今現在も続いている。
厚労省が毎日発表しているコロナウイルスの状況は、そのサイトでは以下のように表示されている。
東京都のコロナウイルスの状況の発表でも、以下のように表示されている。
大阪府のコロナウイルスの感染症患者発生状況もそのサイトでは以下のように表示されている。
すべての都道府県、都市、などのコロナウイルス感染症の患者発生状況に関して調べたわけではないが、ほとんどの場合はPCR検査でコロナウイルスが見つかった場合に、その人を陽性者と呼んでいる。感染者とは呼んでいない。表示していない。
ところが、NHKを含んで大手のマスコミはこのコロナウイルスの陽性者を感染者と呼んでいる。陽性者を感染者と言い換えて報道している。厚労省や都道府県の情報では、陽性者ときちんと表示しているのに。
本来、陽性者と感染者は違うはずなのだが、マスコミはすべてこれを感染者と言っている。陽性者と感染者はどこが違うのか?
陽性者というのはPCR検査でコロナウイルスが鼻や喉の粘膜から発見された人である。一方、感染者というのは従来からその病気の症状が現れた人、発症した人を呼ぶものだ。
PCR検査で鼻や喉の粘膜からコロナウイルスが発見されたからと言って、決してコロナウイルスに罹って発症しているわけではない。もちろん、その中には発症している患者もいるだろうが、全員が罹っているわけではない。大半が喉や鼻からコロナウイルスが発見されただけなのだ。
実際にPCR検査で陽性と判定された人で、そのとき、あるいはその直後にコロナウイルスに罹ったという人がどのくらいいるかというデータはあまり公になっていない。私もネット上で色々探したのだが、そういうデータは入手できなかった。もし、そういうデータが有るのなら教えてもらいたい。
ただ、陽性者の5分の1くらいの人が実際に感染するということが言われている。わたしもその程度かそれ以下ではないかと想像している。
これは花粉症を見てみるとわかる。花粉症の流行る時期には、花粉は空気中にたくさん散っており、だれでも花粉を鼻や喉から吸い込んでいる。この状態は陽性者の状態だ。しかし、大半の人は花がズルズルするとか、涙目が止まらないというようなひどい状況(感染)にはならない。
コロナウイルスは花粉症とは違うという意見もあると思うが、この花粉症の話はコロナウイルスの陽性と、感染の違いの説明としてはわかりやすいのではないだろうか。
今日も東京都では感染者が400人を超えたという報道をマスコミは行っているが、本当は「陽性者が400人を超えたのであり、実際には感染者は80人くらいだった」ということではないかと思っている。
上に示したように、多くのマスコミは、陽性者を感染者と呼ぶことで、感染者として実際に示す数字を何倍にもして、報道している。これは早く訂正してもらいたいものだ。そして、実際の感染者数はどうなっているのか、報道してもらいたい。
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