昨日、10月4日に北朝鮮は弾道ミサイルを発射し、東北地方の津軽海峡あたりを通過して、4600キロ飛行して、日本のEEZ(排他的経済水域)の外側の太平洋上に着弾した。
今回の発射で気になるのは、その飛行距離が以前のものと違い、格段に増えたことだ。この進捗状況では、近いうちに米国にも届くものを開発してくることは間違いない。
日本ではJアラートが出されて、地域によっては混乱が起きたようだ。
こういう騒ぎでいつも思うのだが、騒いでも何の足しにもならない。本当に日本に向けて核弾頭ミサイルが発射されてしまえば、それを守る手段を日本は持っていない。もはや日本では何の対策もせず、騒いでいる状況ではないということだ。北朝鮮はすでに日本のほとんどの地域に届く弾道ミサイルをかなりの量持っており、それらは確実に日本に向けられていると考えたほうが良い。
更に言うなら、そのいくつかの弾道ミサイルには、核爆弾が乗っかっている可能性もある。つまり、北朝鮮が日本に向けて原爆を落とそうと思えば、簡単にできる状況にある。
実際にはミサイルを打ってきていないので、日本人の大半は平気で生活している。この状況はたとえとしては良くないかもしれないが、原発が安心だと思っていたのに、福島原発事故でそうでなかったと気づいたときによく似ている。実際に問題が発生しないと、対策がきちんと打てない。
核弾頭ミサイルは北朝鮮だけでなく、中国やロシアも日本に向けて、発射する準備ができていると考えてよい。
発射していないのは、単に米国からの反撃が怖いからだ。もし、米国が反撃してこないとわかったら、日本は大変なことになる可能性がある。一部の人は、心優しい北朝鮮、中国、そしてロシアはそんなことはするはずがないと考えているようだが。
これに対する対策はどうすれば良いのか?多分自衛隊内などでは、すでにいろいろ議論されていると思うのだが、国民全体としても、対策をもっと真剣に考えておかないと大変なことになる。
今のところ、北朝鮮の弾道ミサイルはその飛距離を伸ばすことが中心で、目的は米国まで届く弾道ミサイルを作ることだ。今回も、弾道ミサイルがどのくらい飛ぶようになったかを確認する実験だ。今回の発射で飛距離は着実に増えてきているので、数年後には米国に届くような弾道ミサイルができるのではないだろうか?
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